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カナダドル/円の手動リピート売買の運用プラン解説
このページではトラリピ風裁量トレードによるFX投資戦略について解説していきます。
トラリピとは【マネースクエア】に実装されているFX等の自動売買ツール。
トラリピを真似して手動でトレードをする手法を『手動トラリピ』または『手動リピート』とも呼ばれたりしています。
今回解説する手法はトラリピではなく、トラリピのような感じでトレードを行なう【トラリピ風裁量トレード】です。
FXとは【Foreign Exchange】の略称で、外国為替取引を証拠金で行う取引のことをいいます。
【証拠金】は、取引を行う際に相手方に預け入れる担保金のようなもので、少ない資金で大きな金額を動かすことが可能。証拠金で取引ができるFXは資金効率が良い為ため、レバレッジの効いた取引と表現されます。
当ブログでは、運用資金30万円スタート設定で手動リピート投資をするといくら稼げるかを検証していきます。
FX手動リピート投資のおすすめ証券口座
手動リピートFX投資は、高スワップポイント・低スプレッドを維持しているトレイダーズ証券の【みんなのFX】【LIGHT FX】がオススメです。
おすすめFX会社
低スプレッド・高スワップでのFX投資はトレイダーズ証券の口座開設が必須
証券会社は銀行と同じで口座開設費や口座維持費はかからないので、実際に取引をするまでは一切費用は必要ありません。
収入や金融資産がゼロで投資を始める方はいないと思いますが、あまりにも収入や金融資産の合計が少なすぎる場合は審査に落ちるかもしれません。
取引する通貨ペアを選定
まずは、FX手動リピート投資でどの通貨ペアを取引するかを選定する必要があります。
このページでは、カナダドル/円(CAD/JPY)の手動リピート売買設定を解説していきます。
選定ポイント
- 長期的レンジ相場
- 最高値から最安値までの範囲が狭い
- 値がよく動く
現在の価格帯が過去10年間を振り返って中央くらいに位置していることと、長期的に見てレンジ相場になっていることが決め手になりました。
値が上がり続けていたり下がり続けている通貨ペアは、保有ポジションが永遠に利確できない可能性があります。
他の通貨ペアと比べて過去最高値から過去最安値までの範囲が比較的狭く、ボラティリティもそれなりに期待することができます。
FX自動売買は含み損ありきで運用していかなくてはいけないため【長期的にレンジ相場・範囲が狭い・値動きが活発】である通貨ペアを選ぶべきです。
CAD/JPYの過去最高値・過去最安値
2000頃~2021年のカナダドル/円の月足チャートです。
2000年以降の過去最高値は125.53円で、過去最高値は68.36円になります。
CAD/JPY
- 過去最高値:125.53円
- 過去最安値:68.36円
カナダドル/円は最高値から最安値までの値幅が狭いため、範囲を決めて何度も繰り返し売買を行う手法が有効的。
2000年以降の長期チャートを見る限りでは、1ドル90円を中心として上がったり下がったりしていることが分かります。
カナダドル/円を手動リピート売買でのロング(買い)で仕込んでいく場合、過去最安値である68円まで下がっても強制ロスカットされないように資金管理をしていく必要があります。
しかしながら、強制ロスカットレートを深く見積もりすぎると資金効率が悪くなってしまうため、もう少し浅めに設定したいところ。
そこで今回のチャレンジでは、約75円(コロナショック時の価格)まで耐えられる想定で組みます。
CAD/JPY運用戦略の注文上限
カナダドル/円の手動リピート売買運用戦略で設定する注文価格は【中央値90円より下で】仕掛けていきます。
運用プラン
CAD/JPY運用戦略の注文上限は中央値90円
過去10年間をさかのぼってみると、90円を中央値として大体80~100円の間をウロウロしていることが分かります。
2020~2021年のコロナショック時でも1ドル75円を大きく下回らなかったことから、75円のサポートラインはかなり厚いと思われます。
そのようなことから、90円を中央値としてラインを引き、そこから上下に1円刻みのレンジで取引をしたいところですが、カナダドル円はショート(空売り)でポジションを保有するとマイナススワップが発生します。
マイナススワップ値はFX業者によって異なりますが、1万通貨あたり1日-5円以上の損失が発生するため、保有数量が多くなればなるほどジワジワ苦しめられることに…
マイナススワップは精神衛生上避けたいため、カナダドル円運用戦略ではショートは保有せず、中央値の90円を下回っている時だけロングを仕込んでいくスタイルで攻めていく考えです。
CAD/JPY運用戦略の注文本数とロット数
注文する本数を設定する必要があり、運用資金30万円のプランでどれくらいの本数を仕込めるかを計算しなくてはいけません。
注文本数とロット数
- 注文本数:90円以下から20本
- ロット数:1本あたり0.1万通貨
この本数であれば、安値は1ドル75円まで耐えることができます。
運用資金別資金管理表
【買い(ロング)の資金管理表】
運用資金別 | 注文本数 | トラップ値幅(円) | 通貨単位(万) | ロスカット値(円) |
30万円プラン | 20 | 0.50 | 0.1 | 75 |
40万円プラン | 20 | 0.50 | 0.1 | 75 |
50万円プラン | 40 | 0.25 | 0.1 | 75 |
60万円プラン | 40 | 0.25 | 0.1 | 75 |
70万円プラン | 50 | 0.20 | 0.1 | 75 |
80万円プラン | 50 | 0.20 | 0.1 | 75 |
90万円プラン | 70 | 0.15 | 0.1 | 75 |
100万円プラン | 70 | 0.15 | 0.1 | 75 |
ロングを80~90の範囲で注文をして、ロスカットレート75円を想定した場合の資金管理表(おおよそ)になります。
上記の資金管理表で、大体いくらでどれくらいのトラップ本数を仕込めるのかをイメージしてください。
証券口座に入金できる余裕資金が多ければ多いほど、トラップ本数も多く仕込むことができます。
注文レンジを外れたらどうする?
当然ながら、カナダドル/円が中央値付近の80~90円の範囲から外れているタイミングも出てきます。
注文レンジを外れてしまうと新たな注文が発生しないため利益をだすことができません。
注文レンジを外れた場合
- 資金を追加入金して新たな注文を出す
- 今までの注文レンジ範囲に値が戻ってくるのを待つ
もっと広く薄くトラップを仕掛ける方法もありますが、少額の運用資金で範囲を広げてしまうと注文値幅も広がってしまうため、決済どころかなかなか注文すら入らなくなります。
注文レンジから外れてしまいそうになってから、どうするのかを検討しても遅くはないと思います。
下落が続きそうなヤバい相場時は、新規注文を出さずに様子を見ることが大切です。
CAD/JPY運用戦略の利確幅
カナダドル/円運用戦略の利確幅は正直私自身も悩みどころです。
値動きに依存する戦略であるため、値が全然動かない時は稼ぐことができず、値が活発に動く時は利益を出すことができます。
値がほとんど動かない時に利確幅を広めにしていても利確されませんし、値がガンガン動いている時に利確幅を狭めにしていると少額しか稼げません。
最適な利確幅設定は悩ましいところですが、今回はとりあえず【1,000円(100pips)】にします。
カナダドル/円は狭いレンジで活発に動く通貨ペアであるため、利確幅を狭くしてコツコツ拾っていこうという考えです。
CAD/JPYトレードの運用プランまとめ
今回紹介した運用プランで、いくら稼げるかは別ページで毎週実績公開していきます。興味がある方はチェックしてみてください。
FXの手動リピート売買は、高スワップポイント・低スプレッドを維持しているトレイダーズ証券での取引がオススメです。
カナダドル/円は値動きが活発な通貨ペアであるため、特徴を捉えることができていれば値動き依存の戦略にとても相性が良いと思います。
上手く稼ぐことができればセミリタイアも近づくかもしれません。