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3種類の支出『消費』『浪費』『投資』とは
お金持ちと呼ばれている人は、世間のイメージとは違い実はお金を無駄に使わない傾向があります。
それはなぜかというと、3種類の支出である『消費』『浪費』『投資』の違いを明確に理解したうえで、意識して使い分けができているからと言われています。
どれだけお金を稼ぐ能力が高かったとしても、お金の使い方を間違えていては何時まで経ってもお金は貯まっていきません。
見方を変えれば、稼ぐ能力が一般的であっても、お金の使い方をマスターできれば経済的自由に近づくことも可能だということになります。
お金の使い方をマスターすれば、ある意味お金を守る力が高まります。
というわけで今回は、『消費』『浪費』『投資』の違いを解説します。お金を貯めたい、増やしたいという人は参考にしてみてください。
消費・浪費・投資の違いと理想的割合
まずは、消費・浪費・投資の違いを明確に理解しましょう。
消費・浪費・投資の違い
- 消費:家賃・食費・光熱費・携帯電話料金・交通費等々、生活していくために必要な支出
- 浪費:衝動買いしたブランド品・高級スイーツ・付き合いの飲み会・豪華な食事等々、無くても生きていける支出
- 投資:書籍・資格取得費用・資産運用等々、将来の自分に利益をもたらす可能性がある支出
『消費』『浪費』『投資』の割合は、人によって大きく違ってくると思いますが、一般的に消費7:浪費1:投資2くらいの割合がちょうど良いと言われています。
たとえば手取り月20万円である場合の割振りは以下のような感じが望ましいのではないでしょうか。
給料20万円の割り振り方
- 14万円:家賃・食費・光熱費・携帯電話料金・交通費等々
- 1万円:友人や恋人の交際費等々
- 2万円:株や為替等での資産運用
それぞれの意味
出先で雨が降ってきた時に傘を持っていなければコンビニでビニール傘を買うこともあれば、少し小腹が空いてきた時にカフェやファーストフード店に寄り道することもあると思います。
それらは『消費』に該当します。
周りの友人が高級なブランド品を持っていて自分だけ安っぽい物しか持っていない場合、流されて高級ブランド品を買わざるを得ない状況に陥ることもあるかと思います。
それらは『浪費』に該当します。
利益を見込んで自己資金を投じることは『投資』に該当します。
銀行の預貯金とは異なり、期待できる利益が確約されておらず、投じたお金も確保されていないため元本を失う“元本割れ”となる可能性もあります。
消費や浪費は完全に無駄とは言い切れないところもあり、無駄だと分かっているからこそ魅力がある部分があるのも事実。
消費・浪費の抑制が経済的自由への第一歩
日々の支出を抑えることができなければ経済的自由に近づくことは絶対に不可能です。
「毎月、自由に使えるお金はいくらか」という質問に対して、最も多い回答が『1万円未満(23.0%)』だったというデータもあるくらいです。
引用元:https://www.biglobe.co.jp/pressroom/info/2019/10/191023-1
不思議な話ですが、なぜ自分が今お金を持っていないのかを自分で理解していない人が結構いるのです。
会社の給料が低いから~とか、消費税が上がったから~等と嘆いている人は多く存在しますが、根本的理由はそこではありません。
世の中はお金を使わせる罠だらけ
会社は従業員にお金持ちになってもらうためでもなく、高級車や高級ブランド品を買えるようになってもらうためでもなく、会社で毎日元気に働いてもらうために給料を出しています。
従業員(会社員)の給料は会社の経費として扱われており、毎日元気に働いてもらうために最低限必要なお金を給料として渡しているだけにすぎません。
ですがそれとは裏腹に、街を歩けば美味しそうな食べ物・楽しそうな遊戯スポット・煌びやかな高級ブランド品・キレイなお姉さんが目に入ります。
社会人が仕事のストレスを発散するために、駅前には飲み屋やパチンコ店が建ち並んでいます。
何気なくネットサーフィンをしていると、このまま会社で働いているだけではヤバいという不安を煽られて、高額な情報商材を買わされたり高級サロンに入会させられたりもします。
貯金するのは難しい
それらは全て『消費』又は『浪費』に該当するので、誘惑に負けていては何時まで経ってもお金は貯まりません。
貯金額が100万円以下の人が多くなってしまうのは自然の流れ。
誘惑に負ける人が悪いとか弱いと言っているわけではなく、世の中がそのような仕組みになっているということを理解する必要があるということです。
個人的黄金比率
ちなみに私は、手取り20万円だとすれば以下ような感じで割り振っています。
個人的な20万円の割り振り方
- 10万円:家賃・食費・光熱費・携帯電話料金・交通費等々
- 1万円:雑費・予備費
- 9万円:株や為替等での資産運用
消費である10万円分は月によっては9万円以下に抑えられる時もありますし、浪費を0円で抑えられる月もあります。
黄金比率である消費7:浪費1:投資2は完全無視で、10万円で生きていけるように節約しています。
資産運用を趣味にすることができているので、趣味に投じる資金を生み出すために生活費すら極限まで削っている始末…証拠金維持率をキープするため必死です(;´・ω・)
経済的自由を得るためには、世間体や見栄を捨てて自分が幸せだと感じられる基準を見つけることが重要。
余計なものは極力買わないようにして、本当に必要な物を見極める能力を高めていきたいところですね。