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米ドル/円(USD/JPY)の自動売買30万円スタートチャレンジ
トライオートFXとは、FXの自動売買が可能なインヴァスト証券が提供しているトレードシステムです。
FXとは【Foreign Exchange】の略称で、外国為替取引を証拠金で行う取引のことをいいます。
【証拠金】は、取引を行う際に相手方に預け入れる担保金のようなもので、少ない資金で大きな金額を動かすことが可能。
証拠金で取引ができるFXは資金効率が良い為ため、レバレッジの効いた取引と表現されます。
トライオートFXは、設定次第では安定した資産形成を実現できる勝率の高い自動売買システムなので、コツコツと稼ぎ続けられると思っています。
当ブログでは、運用資金30万円スタート設定で米ドル/円(USD/JPY)自動売買を稼働させるといくら稼げるかを検証していきます。
インヴァスト証券でFX自動売買取引ができる
インヴァスト証券口座を開設すれば、自動売買システムのトライオートFXでトレードをすることができます。
証券会社は銀行と同じで口座開設費や口座維持費はかからないので、実際に取引をするまでは一切費用は必要ありません。
メモ
インヴァスト証券口座を開設する前に余剰資金を100万円は確保するべき
収入や金融資産がゼロで投資を始める方はいないと思いますが、あまりにも収入や金融資産の合計が少なすぎる場合は審査に落ちるかもしれません。
取引する通貨ペアを選定
まずは、トライオートFXでどの通貨ペアを取引するかを選定する必要があります。
このページでは、米ドル/円(USD/JPY)の自動売買設定を解説していきます。
現在の価格帯が過去10年間を振り返って中央くらいに位置していることと、長期的に見てレンジ相場になっていることが決め手になりました。
USD/JPYの過去最高値・過去最安値
2000頃~2021年の米ドル円の月足チャートです。
2000年以降の過去最安値は135.15円で、過去最高値は2012年頃につけた75.56円になります。
USD/JPY
- 過去最高値:135.15円(2000年以降)
- 過去最安値:75.56円
米ドル/円は他の通貨ペアと比べるとスプレッドが小さいこともあり、何度も繰り返し売買を行う自動売買システムに有効的。
2000年以降の長期チャートを見る限りでは、1ドル110円を中心として上がったり下がったりしていることが分かります。
米ドル/円を自動売買でのロング(買い)で仕込んでいく場合、過去最安値である75円まで下がっても強制ロスカットされないように資金管理をしていく必要がありますが、多額の運用予定額が必要になってしまい資金効率が悪くなってしまいます。
そこで今回のチャレンジでは、最安値設定を一旦85円ロスカットレート指定します。
USD/JPY運用戦略の注文範囲
米ドル/円の自動売買運用戦略で設定するレンジ幅は【100~110円の各2円範囲】で仕掛けていきます。
メモ
USD/JPY運用戦略の注文範囲は100~110円の各2円範囲
過去10年間をさかのぼってみると、110円を中央値として大体100~120円の間をウロウロしていることが分かります。(リーマンショック相場時を除く)
2020~2021年のコロナショック時でも1ドル100円を下回らなかったことから、100円のサポートラインはかなり厚いと思われます。
そのようなことから、110円を中央値としてラインを引き、そこから上下に2円刻みのコアレンジで取引をしたいところですが、ドル円はショート(空売り)でポジションを保有するとマイナススワップが発生します。
マイナススワップ値はFX業者によって異なりますが、1万通貨あたり1日-10円以上の損失が発生するため、保有数量が多くなればなるほどジワジワ苦しめられることに…
マイナススワップは精神衛生上避けたいため、ドル円運用戦略ではショートは保有せず、中央値の110円を下回っている時だけロングを仕込んでいくスタイルで攻めていく考えです。
USD/JPY運用戦略の注文本数
注文する本数を設定する必要があり、運用資金30万円スタートでどれくらいの本数を仕込めるかを計算しなくてはいけません。
メモ
それぞれのレンジ幅に11本ずつポジションを仕込む
この本数であれば、安値は1ドル85円まで耐えることができます。
USD/JPYの資金管理表
【買い(ロング)の資金管理表】
レンジ幅 | 注文本数 | 必要資金 | 合計資金 | ロスカ値 |
108~110円 | 11 | 300,000 | 300,000 | 85 |
106~108円 | 11 | 280,000 | 580,000 | 85 |
104~106円 | 11 | 260,000 | 840,000 | 85 |
102~104円 | 11 | 230,000 | 1,070,000 | 85 |
100~102円 | 11 | 210,000 | 1,280,000 | 85 |
※1本あたり0.1万通貨
それぞれのレンジ幅の注文本数を11本スタートにして、ロスカットレートを私が設定した安値に指定した場合の資金管理表になります。
運用資金30万円でトレードする場合、例えば110円の時点から運用をスタートするのであれば、安値は85円までは強制ロスカットを耐えられるはずです。
もし100円を下回ってしまった場合は、今のところは静観モードです。
取引予定注文レンジを外れたらどうする?
当然ながら、今後ドル円が中央値付近の108~110の範囲から外れることもあると思います。
運用資金を30万円までに制限するのであれば、注文レンジを外れてしまうと新たな注文が発生しないため利益をだすことができません。
注文レンジを外れた場合
資金を追加入金して新たな注文を出すか、今までの注文レンジ範囲に値が戻ってくるのを待つ
必要追加資金は上記の資金管理表を参照してください。
もっと広く薄くトラップを仕掛ける方法もありますが、少額の運用資金で範囲を広げてしまうと注文値幅も広がってしまうため、決済どころかなかなか注文すら入らなくなります。
私の戦略は、全てのレンジ幅で取引をするのであればかなりの資金が必要になりますが、自身の資金力に応じて取引する範囲を選べば必要資金は部分的になります。
取引範囲を狭くする理由
運用を開始する段階から取引レンジを広げすぎてしまうと、各注文値幅も広がるためなかなかな決済に至らず利益を出すことができません。
もしリーマンショックやコロナショックのような大暴落が発生した場合、広い範囲で自動売買を稼働させていると含み損ポジションだけが増えていくことになってしまいます。
もし最初から100~110円の範囲で自動売買を稼働させていた場合は、かなりの含み損を抱えてしまうことになります。
取引範囲を狭くして、自身の運用可能資金を計算しながら部分的にポジションを仕込むことで、大暴落相場時に大量の含み損ポジション地獄に陥らなくなります。
ポジポジ病
100~110円の間にビッシリとポジションを敷き詰める必要は無く、常に利益を出し続けなければいけない縛りも無い
もう一つの理由は、限られた資金で広い範囲にポジションを仕込と、値動きが無い相場時はなかなか注文が入らず利益を出すことができないためです。
安全に運用を継続させようとすればするほど、比例して利益率も悪くなってしまいます。なので、少額投資でも活発に利益を出すためにまずは取引範囲を絞ってしまおうという考えです。
USD/JPY運用戦略の利確幅
米ドル/円運用戦略の利確幅は正直私自身も悩みどころです。
値動きに依存する戦略であるため、値が全然動かない時は稼ぐことができず、値が活発に動く時は利益を出すことができます。
値がほとんど動かない時に利確幅を広めにしていても利確されませんし、値がガンガン動いている時に利確幅を狭めにしていると少額しか稼げません。
最適な利確幅設定は悩ましいところですが、今回はとりあえず【500円(50pips)】にします。
米ドル/円は狭いレンジで活発に動く通貨ペアであるため、利確幅を狭くしてコツコツ拾っていこうという考えです。
USD/JPY30万円スタートチャレンジまとめ
インヴァスト証券のトライオートFXで運用できる、USD/JPY運用での30万円スタートチャレンジを稼働させています。
いくら稼げるかは別ページで毎週実績公開していくので、興味がある方はチェックしてみてください。
米ドル/円は値動きが活発な通貨ペアであるため、特徴を捉えることができていれば値動き依存の戦略にとても相性が良いと思います。
上手く稼ぐことができればセミリタイアも近づくかもしれません。