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CFDの【権利調整額】の意味とは
CFDは【Contract For Difference】の略で、一般的には『差金決済取引』と言われており、レバレッジが効くため少額から投資することができる投資方法です。
CFDはFXと仕組みやルールがとても良く似ていることから、初めての方でも馴染みやすいとも言われています。
CFD銘柄の一部には【権利調整額】という配当金が発生するものもあり、決められた日の取引終了まで株を保有していると、お金を受け取る権利を得ることができます。
このページでは、GMOクリック証券で取引できる外国株銘柄の権利調整額について解説していきます。
権利調整額狙いでコツコツ稼ぐ方法は、以下のページで解説しているので参考にしてみてください。
権利調整額は株の配当金とほぼ同じ
配当金とは、会社が得た利益の一部を株主へ支払うもので、事業利益の一部を株主に配当という形で還元するお金です。
メモ
配当金と権利調整額はほぼ同じで、決められた日の取引終了まで株を保有していると、権利調整額という名の配当金を受け取る権利が発生します。
お金で還元することを配当金と呼ばれており、他にもサービスや物として還元することを優待と呼ばれています。
権利調整額と配当金の違い
CFDは、株を買ったことにしていたり売ったことにしているだけで、CFDで株を保有していてもその銘柄の株主ではありません。
配当金とは、会社が得た利益の一部を株主へ支払うものであり、CFDで株を保有していても株主ではないため、権利調整額は配当金ではなく配当金と似たようなものです。
権利調整額は、株主であったとすれば与えられる権利のことで、それに関して調整しているから権利調整額だそうです。
権利調整額は支払いが早い
株の配当金には、株を買って保有していれば配当をもらえる権利を得られる日と、その配当金が支払われる日に分かれています。
株の配当金の場合は、たとえば1月が権利確定日だとすると支払い月は2月になる流れです。
ポイント
CFDの権利調整額は権利確定日に入金が行われるため配当金と比べると支払いが早い
CFDで配当金投資をする場合、この権利調整額をいかにもらっていくのかが重要になってくるのではないでしょうか。
権利調整額の一覧表
GMOクリック証券のサイト内で権利調整額の一覧を見ることができます。
メモ
【金利調整額一覧表の場所】
- GMOクリック証券にログイン
- CFDメニューのインフォメーションをクリック
- インフォメーションページを下にスクロール
GMOクリック証券で取引できる外国個別株等の権利調整額と発生日を確認することができます。
権利調整額一覧の注意点
権利調整額一覧で表示されるのは、発生日が直近1ヶ月前後の権利調整額だけであり、それ以降や以前の一覧は確認することができません。
企業が配当に関する発表をしてから株の配当日が確定し、株の配当日が確定してから権利調整額の発生日が確定します。
メモ
権利調整額発生日の今後の予定や履歴等(直近1カ月前後)を調べることができない
株の配当日が確定しないかぎりは権利調整額日が確定できないため仕方がありませんが、過去の権利調整額発生日は確認できるようにしてほしいところです。
権利調整額が発生しない外国個別株もある
配当金を出している外国個別株のCFD銘柄であれば権利調整額が発生すると思いきや、配当金を出している外国個別株の中にも権利調整額が発生しないCFD銘柄もあります。
現物株で高額配当が期待できる銘柄であっても、CFDでは権利調整額が発生しないものもあるので、取引を開始する前に銘柄情報ページを確認しなくてはいけません。
現物で増減配が起こると、CFDの同じ銘柄でも同じように増減が起こります。
金利調整額とは
金利調整額と似たような名称で【金利調整額】というものがあります。
金利調整額とは、FXでいうところのスワップポイントのようなもので、CFD銘柄を保有している枚数に応じてプラスまたはマイナスのお金が発生します。
金額は銘柄によって異なりますが、1枚当たりの金利調整額は少額で、保有銘柄が決済された時に清算されます。
価格調整額とは
GMOクリック証券では以下のように説明されています。
メモ
『価格調整額は、原資産が先物のCFDに発生する調整額であり、原資産が先物というのは、CFDの価格を作る際に先物の価格を参照している。』
私なりに説明してみると…
- 先物A(例えば100円に設定)の期日を過ぎると参照できなくなる
- その前に別の先物B(例えば90円に設定)に参照先を変更する必要がある
- 参照先を変えたことで先物Aと先物Bとの価格差が生じる
- 生じた価格差が価格調整額として反映される
参照していた先物Aの期日が過ぎると参照先を変更しなくてはいけなくなるようで、変更前と変更後の価格に差があれば差額分が価格調整額として反映されるということらしいです。
価格が上方向に調整された場合は買ポジションがマイナスになり、価格が下方向に調整された場合は売ポジションがマイナスになります。
権利調整額まとめ
決められた日の取引終了まで外国個別株CFD銘柄を保有していると、お金を受け取る権利を得ることができます。
CFDの権利調整額は権利確定日に入金が行われるため、配当金と比べると支払いが早くなってます。
配当金を出している外国個別株の中にも、権利調整額が発生しないCFD銘柄もあります。
GMOクリック証券で取引できる外国個別株等の権利調整額と発生日を確認することができます。
というわけで、夢の不労所得生活を目指して権利調整額が発生する銘柄をコツコツと積み立てていくのもアリかもしれません!