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ユーロ/米ドルの自動売買30万円運用プラン解説
FXとは【Foreign Exchange】の略称で、外国為替取引を証拠金で行う取引のことをいいます。
【証拠金】とは、取引を行う際に相手方に預け入れる担保金のようなもので、少ない資金で大きな金額を動かすことが可能。
証拠金で取引ができるFXは資金効率が良い為ため、レバレッジの効いた取引と表現されます。
アイネット証券のループイフダンは、設定次第では安定した資産形成を実現できる勝率の高い自動売買システムなので、コツコツと稼ぎ続けられると思っています。
当ブログでは、運用資金30万円スタート設定で自動売買ループイフダンを稼働させるといくら稼げるかを検証していきます。
アイネット証券でFX自動売買取引ができる
アイネット証券口座を開設すれば、自動売買システム【ループイフダン】でトレードをすることができます。
証券会社は銀行と同じで口座開設費や口座維持費はかからないので、実際に取引をするまでは一切費用は必要ありません。
まずは貯金
FX証券口座を開設する前に余剰資金を100万円は確保するべき
収入や金融資産がゼロで投資を始める方はいないと思いますが、あまりにも収入や金融資産の合計が少なすぎる場合は審査に落ちるかもしれません。
FXの始め方や必要なものは以下のページで解説しています。
取引する通貨ペアを選定
まずは、ループイフダンでどの通貨ペアを取引するかを選定する必要があります。
このページでは【ユーロ/米ドル(EUR/USD)】の自動売買設定を解説していきます。
選定ポイント
- 長期的レンジ相場
- スプレッドが狭い
- 値がよく動く
現在の価格帯が過去10年間を振り返って下値に位置していることと、長期的に見てレンジ相場になっていることが決め手になりました。
値が上がり続けていたり下がり続けている通貨ペアは、保有ポジションが永遠に利確できない可能性があります。
ユーロドルの現在値が過去最安値までの範囲が比較的狭く、ボラティリティもそれなりに期待することができることが選定ポイント
FX自動売買は含み損ありきで運用していかなくてはいけないため【長期的にレンジ相場・範囲が狭い・値動きが活発】である通貨ペアを選ぶべきです。
EUR/USDの過去最高値・過去最安値
2000頃~2022年のユーロ/米ドルの月足チャートです。
2000年以降(おおよそ過去20年間)の最高値は1.60ドルで最安値は0.82ドルになります。
EUR/USD
- 過去最高値:1.60ドル
- 過去最安値:0.82ドル
ユーロドルは他の通貨ペアと比べると、スプレッドが小さく値動きもそれなりに活発なこともあり、何度も繰り返し売買を行う自動売買システムに有効的。
2000年以降の長期チャートを見る限りでは、1.30ドルを中心として上がったり下がったりしていることが分かります。
EUR/USD運用戦略の注文上限
ユーロドルの自動売買運用戦略で設定する注文価格は【1.10ドルより下】から仕掛けていきます。
運用プラン
EUR/USD運用戦略の注文上限は1.10ドル
2015年以降は、1.15ドルを中心に上限1.25ドル・下限1.05ドルのレンジ相場を形成していることが分かります。
2022年からのウクライナ・ロシア戦争相場でユーロが下落してますが、それでも1.00ドルを下回っていないことから、下値のサポートラインはかなり厚いと思われます。
1.15ドルより下からロングポジションを保有していきたいところですが、戦争等で下落が継続したときに1.00ドルより下も拾っていけるように上限を1.10ドルに設定しています。
EUR/USD運用戦略の注文本数とロット数
ループイフダンは注文する本数を事前に設定する必要があり、運用資金30万円の運用プランでどれくらいの本数を仕込めるかを計算しなくてはいけません。
注文本数とロット数
- 注文本数:1.10ドルから下値に0.01ドル刻みで16本
- ロット数:1本あたり0.1万通貨
この本数とロット数であれば、安値は0.97ドルくらいまで耐えることができます。
EUR/USDの注文内容詳細
ループイフダンでのユーロドルの注文内容は以下の通りです。
ループイフダン注文内容
- 売買システム:B100(EUR/USD)
- 損切設定:損切なし
- 取引数量:1
- 最大ポジション数:16
現在値が1.15ドル以下のタイミング時にロング注文をして、ロスカットレートを私が想定した安値(約1.00ドル)にした場合の注文内容になります。
ループイフダンは、注文して取引を開始した価格からのスタートになり、細かく注文範囲を指定することができません。
例えば現在値が1.09ドルの場合、今回紹介した設定内容なら1.09ドルから0.01ドル上下するごとに新規注文が入ります。
注文上限を指定できないため、自身が注文を停止しない限り新規注文が発生します。
ループイフダンのユーロドル運用30万円プランは、1.10ドル以下のタイミングに限り行うようにしましょう。
いくらまで耐えられる?
ユーロドルを自動売買でのロング(買い)で仕込んでいく場合、過去20年間の最安値である0.82ドルまで下がっても強制ロスカットされないように資金管理をしていく必要があります。
しかしながら、それだと多額の運用予定額が必要になってしまい資金効率が悪くなってしまいます。
そこで今回のチャレンジでは、1.10ドルから下に最大16本ポジションを仕掛けた場合、0.93ドルまで下がっても強制ロスカットされない設定を組みます。
いくらまで耐えられる?
1.10ドルから下に0.01ドル刻みで最大16本仕掛けた場合の強制ロスカットレートは0.93ドル
FXの強制ロスカットについては以下のページを参考にしてください。
取引予定注文レンジを外れたらどうする?
当然ながら、今後ユーロドルが中央値付近から大幅に値が動くこともあると思います。
運用資金を30万円までに制限して安全に運用するのであれば、限られたレンジ幅でしか注文を出すことができません。
注文レンジを外れた場合
- 資金を追加入金して新たな注文を出す
- 注文範囲に値が戻ってくるのを待つ
もっと広く薄くトラップを仕掛ける方法もありますが、少額の運用資金で範囲を広げてしまうと注文値幅も広がってしまうため、決済どころかなかなか注文すら入らなくなります。
日々の節約で毎月の給料を少しでも余らせることを重視して、入金力を高めていきましょう。
かなりゆとりを持った運用プランであるため、注文レンジから外れてしまいそうになってから、どうするのかを検討しても遅くはないと思います。
EUR/USD運用戦略の利確幅
ループイフダンは注文幅と利確幅を別々に指定することができません。
値動きに依存する戦略であるため、値が全然動かない時は稼ぐことができず、値が活発に動く時は利益を出すことができます。
今回紹介した【B100】は100pipsの間隔で注文と利確が繰り返されます。
値がほとんど動かない時に利確幅を広めにしていても利確されませんし、値がガンガン動いている時に利確幅を狭めにしていると少額しか稼げません。
最適な利確幅
週平均1回決済されるくらいの利確幅に調整
運用資金30万円でループイフダンを稼働させるのであれば、100pips間隔くらいが無難だと思われます。
EUR/USD運用のデメリット
ユーロドルをロング(買い)で運用する場合のデメリットは、マイナスのスワップポイントが発生することです。
アメリカの政策金利が上がれば上がるほど、ユーロドルのマイナススワップポイント値が上がってしまうため、長期でポジションを保有する場合はジワジワと苦しめられることになります。
ループイフダンでユーロドル(買)を運用する場合のスワップポイント値は、1,000通貨あたり1日約-3円です。(時期によって変動あり)
保有ポジション量が増えてくるとマイナススワップも増えてくるというデメリットを理解したうえで、ユーロドルの自動売買注文を出すようにしましょう。
資金効率を上げる方法
今回紹介した運用プランに他の運用プランをプラスすると、資金効率を上げることができます。
ユーロドルのロング(買い)のみでトレードする運用プランなので、同じような値動きをする通貨ペアをショート(空売り)で組み込んで、30万円で2つの通貨ペアを運用しようという考えです。
30万円で1つの通貨ペアを稼働させておくよりも、30万円で2つの通貨ペアを稼働させておいたほうが理論上は資金効率が2倍にアップします。
完全に同じ動きをするわけではないため多少リスクもアップしますが、試してみる価値はあると思います。
EUR/USDトレードの30万円運用プランまとめ
今回紹介した運用プランで、いくら稼げるかは別ページで毎週実績公開していくので、興味がある方はチェックしてみてください。
ユーロドルは世界で最も取引量が多い通貨ペアです。
ユーロドルは値動きがまあまあ活発な通貨ペアであるため、特徴を捉えることができていれば値動き依存の戦略にとても相性が良いと思います。
上手く稼ぐことができればセミリタイアも近づくかもしれません。