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ユーロ/円の運用資金30万円スタートプラン解説
FXとは【Foreign Exchange】の略称で、外国為替取引を証拠金で行う取引のことをいいます。
【証拠金】とは、取引を行う際に相手方に預け入れる担保金のようなもので、少ない資金で大きな金額を動かすことが可能。
国内のFX会社では最大25倍の【名目レバレッジ】で取引することが可能。
当ブログでは、運用資金30万円スタート設定で手動リピート投資をするといくら稼げるかを検証していきます。
手動リピート手法のおすすめFX口座
FXの手動リピート投資は、高スワップポイント・低スプレッドを維持しているトレイダーズ証券の【みんなのFX】【LIGHT FX】での取引がオススメです。
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証券会社は銀行と同じで口座開設費や口座維持費はかからないので、実際に取引をするまでは一切費用は必要ありません。
収入や金融資産がゼロで投資を始める方はいないと思いますが、あまりにも収入や金融資産の合計が少なすぎる場合は審査に落ちるかもしれません。
取引する通貨ペアを選定
まずは、FX手動リピート手法でどの通貨ペアを取引するかを選定する必要があります。
このページでは【ユーロ/円(EUR/JPY)】での売買設定を解説していきます。
選定ポイント
- 長期的レンジ相場
- 空売りでのスワップがプラス
- 値がよく動く
現在の価格帯が過去10年間を振り返って中央くらいに位置していることと、長期的に見てレンジ相場になっていることが決め手になりました。
値が上がり続けていたり下がり続けている通貨ペアは、保有ポジションが永遠に利確できない可能性があります。
他の通貨ペアと比べて過去最高値から過去最安値までの範囲が比較的広いですが、空売りのみ注文を出すため中央値から過去最高値に限っては狭い範囲で取引ができます。
ユーロ円はボラティリティが高い通貨ペアで、1日で1円以上動くことも期待できます。
FXのポジショントレードは、含み損ありきで運用していかなくてはいけないため【長期的にレンジ相場・値動きが活発】である通貨ペアを選ぶべき。
EUR/JPYの過去最高値・過去最安値
2000年~2022年のユーロ/円月足チャートです。
2000年以降の過去最高値は169.95円で過去最安値は88.87円になります。
2000年以降の値動き
- 過去最高値:169.95円
- 過去最安値:88.87円
ユーロ/円は他の通貨ペアと比べるとスプレッドが小さく値動きも活発なこともあり、何度も繰り返し売買を行う手法が有効的。
EUR/JPY運用戦略の注文範囲
ユーロ/円の運用戦略で設定する注文価格は【130円より上】で仕掛けていきます。
運用プラン
EUR/JPY運用戦略の注文下限は130円
過去10年間をさかのぼってみると、130円を中央値として大体110~150円の間をウロウロしていることが分かります。
2020年のコロナショック時でも1ユーロ110円を下回らなかったことから、110円のサポートラインはかなり厚いと思われます。
そのようなことから、130円を中央値としてラインを引き、そこから上下に1円刻みのコアレンジで取引をしたいところですが、ユーロ円はロング(買い)でポジションを保有するとマイナススワップが発生します。
マイナススワップ値はFX業者によって異なりますが、1万通貨あたり1日-5円程度の損失が発生するため、保有数量が多くなればなるほどジワジワ苦しめられることに…
マイナススワップは精神衛生上避けたいため、ユーロ円運用戦略ではロングポジションは保有せず、中央値の130円を上回っている時だけショートポジションを仕込んでいくスタイルで攻めていく考えです。
EUR/JPY運用戦略の注文本数とロット数
運用資金30万円でどれくらいの本数を仕込めるかを計算する必要があります。
注文本数とロット数
- 注文本数:130円から上値に1円刻みで最大10本
- ロット数:1本あたり0.1万通貨
この本数であれば、1ユーロ155円まで強制ロスカットを回避することができます。
運用資金別資金管理表
【空売り(ショート)の資金管理表】
運用資金別 | 注文本数 | トラップ値幅(円) | 通貨単位(万) | ロスカット値(円) |
30万円プラン | 10 | 1.00 | 0.1 | 155 |
40万円プラン | 15 | 0.75 | 0.1 | 155 |
50万円プラン | 15 | 0.75 | 0.1 | 155 |
60万円プラン | 20 | 0.50 | 0.1 | 155 |
70万円プラン | 20 | 0.50 | 0.1 | 155 |
80万円プラン | 25 | 0.40 | 0.1 | 155 |
90万円プラン | 25 | 0.40 | 0.1 | 155 |
100万円プラン | 35 | 0.30 | 0.1 | 155 |
ショートを130~140円の時に注文をして、ロスカットレート155円を想定した場合の資金管理表(おおよそ)になります。
上記の資金管理表で、大体いくらでどれくらいのトラップ本数を仕込めるのかをイメージしてください。
強制ロスカットを避けるために、適切な通貨数量(ロット)を徹底しましょう。
いくらまで耐えられる?
2000年以降の長期チャートを見る限りでは、1ユーロ130円を中心として上がったり下がったりしていることが分かります。
ユーロ円をショート(空売り)で仕込んでいく場合、過去最高値である170円まで上がっても強制ロスカットされないように資金管理をしていく必要がありますが、多額の運用予定額が必要になってしまい資金効率が悪くなってしまいます。
そこで今回のチャレンジでは、最高値値設定を一旦約155円(過去10年間の最高値+5)まで上がっても耐えられる設定を組んでいきます。
いくらまで耐えられる?
- 130円から上に1.0刻みでショートを10本仕掛けた場合の強制ロスカットレートは155円(おおよそ)
FXの強制ロスカットについては以下のページを参考にしてください。
取引予定注文レンジを外れたらどうする?
当然ながら、今後ユーロ/円が中央値付近から大幅に値が動くこともあると思います。
運用資金を30万円までに制限するのであれば、限られたレンジ幅(130~140円)でしか注文を出すことができません。
注文レンジを外れた場合
- 資金を追加入金して新たな注文を出す
- 注文範囲に値が戻ってくるのを待つ
もっと広く薄くトラップを仕掛ける方法もありますが、少額の運用資金で範囲を広げてしまうと注文値幅も広がってしまうため、決済どころかなかなか注文すら入らなくなります。
上昇が続きそうなヤバい相場時は、新規注文を出さずに様子を見ることが大切です。
EUR/JPY運用戦略の利確幅
今回紹介した手法は値動きに依存する戦略であるため、値が全然動かない時は稼ぐことができず、値が活発に動く時は利益を出すことができます。
値がほとんど動かない時に利確幅を広めにしていても利確されませんし、値がガンガン動いている時に利確幅を狭めにしていると少額しか稼げません。
最適な利確幅設定は悩ましいところですが、今回はとりあえず【1,000円(100pips)】にします。
最適な利確幅
週平均1回決済されるくらいの利確幅に調整
相関関係がある通貨ペアを追加する
運用資金を30万円に絞った場合のユーロ/円運用戦略を紹介してきました。
もう少しだけ資金に余裕がある場合は、ユーロ/円と相関関係がある通貨ペアを追加して利益率アップを狙いましょう。
相関関係
相関関係がある通貨ペアを追加する場合の運用資金は1.5倍の45万円
EUR/JPYトレードの運用プランまとめ
運用戦略まとめ
- 通貨ペア:ユーロ/円のショート
- 注文範囲:130~140円
- 注文本数:最大11本
- 注文間隔:1円刻み
- ロット数:1本あたり0.1万通貨
- 利確幅:1円(100pips)
今回紹介した運用プランで、いくら稼げるかは別ページで毎週実績公開していきます。
興味がある方は以下のページをチェックしてみてください。
FXの手動リピート売買は、高スワップポイント・低スプレッドを維持しているトレイダーズ証券での取引がオススメです。
ユーロ/円は値動きが活発な通貨ペアであるため、特徴を捉えることができていれば値動き依存の戦略にとても相性が良いと思います。
上手く稼ぐことができればセミリタイアも近づくかもしれません。