投資の教科書

【FXの空売りとは】メリット・デメリットや仕組みを分かりやすく解説

FX取引での空売り注文とは

FX等の信用取引では、『買う』だけではなく『売る』ことから始めても利益を出すことができます。

 

買った通貨ペアや銘柄のレートが上がった場合は含み益になり、ポジションを決済すれば利益が出すことができます。

 

『売る』から注文をだすこともでき、通貨ペアや銘柄を空売り注文した後にレートが下がった場合は含み益になり、ポジションを決済すれば利益を出すことができます。

 

『買う』という行為はイメージができると思いますが、何も持っていない状態で『売る』という行為には慣れるまでは違和感があるかもしれません。

 

売りから入ることを専門用語で『空売り』または『ショート』と呼ばれています。

 

買い(ロング)と売り(ショート)のどちらかでポジションを保有する

FX取引は、買い(ロング)または売り(ショート)でポジションを保有するかの2択になります。

 

買った値段より為替レートが上がった場合は利益になり、売った値段より為替レートが下がった場合も利益になります。

 

参考例

  • ドル円が110円から105円に下がりそう
  • 110円の時に空売り注文
  • 105円で利益決済

 

通貨ペアの為替チャートを見て、時間が経てば今より下がっていきそうだな~と思ったらショートで注文を出し、反対に上がっていきそうだな~と思ったらロングで注文を出すことができます。

 

ロングポジションを持っていなくてもショートで注文を出すことが可能。

 

空売りのメリット

レートが上がるか下がるかを予想して、下がると思ったら『ショート(空売り)』で注文をしてポジションを保有します。

 

もしレートが下がればショートポジションが利益になり、レートが上がればショートポジションは損失になります。

 

空売りのメリット

空売りの最大のメリットは下げ相場でも利益が狙えること

 

空売りは価格の下落が予想される局面においても利益を追求できる投資方法です。

 

空売り注文を出したいタイミング

空売りで注文を出したいタイミングは相場が下降トレンド中の時になります。

 

米中貿易摩擦や新型コロナ関連の報道で為替レートが下がっていくことがあり、そういったタイミングで空売り注文をすれば利益を出せます。

 

他にも、テクニカル分析を駆使して為替チャートのパターンを予想することで、エントリータイミングを見計らう手法もあります。

 

買いだけではなく売りからでもポジションを建てることができるので、戦略の幅が広がるのではないでしょうか。

 

空売りのデメリット

レートが上がるか下がるかを予想して、下がると思ったら『ショート(空売り)』で注文をしてポジションを保有します。

 

もしレートが上がればショートポジションが損失になり、レートが下がればショートポジションは利益になります。

 

空売りのデメリット

空売りのデメリットは予想に反して価格が上昇すると損失を被ってしまうこと

 

価格上昇リスクやスワップポイントの支払いによる損失発生など、空売りには注意すべきポイントがあります。

 

空売り注文の注意点:青天井

値が上がっていきそうな時に『買う』だけでなく、値が下がっていきそうな時に『売る』こともできますが、空売り注文にも注意点もあります。

 

青天井

【買いは家まで、売りは命まで】という格言が投資の世界にはあり、買うよりも売るほうがリスクが高い

 

信用買いは家を失ってしまうリスクがあるが、信用売りは命まで失ってしまうほどのリスがあるというほど、安易な空売り危険だということです。

 

たとえば、ドル円が100円の時に空売り注文をしてショートポジションを保有したとします。

 

価値が下落した場合はどれだけ下がっても0円までですが、価値が上昇した場合は200円になるかもしれませんし300円になるかもしれません。

 

下値はどれだけ下がっても0円までで、上値は青天井となる可能性があるため、『買いは家まで、売りは命まで』と呼ばれるわけです。

 

空売り注文の注意点:マイナススワップ

すべての通貨ペアというわけではありませんが、売りポジションを保有することによってマイナススワップが発生するケースがあります。

 

スワップとは、2国間の通貨を売買するFX取引において金利の高い通貨と金利の低い通貨の間で生じる金利差のこと。

 

【金利の高い国/金利の低い国】という通貨ペアを買いポジションで保有することによってプラススワップが発生するので、少しずつ利益が積み重なっていきます。

 

プラススワップ

  • 米ドル/円
  • トルコリラ/円
  • 南アフリカランド/円
  • メキシコペソ/円
  • 等々

 

金利の高い国/金利の低い国】という通貨ペアを売りポジションで保有するとマイナススワップが発生します。

 

以下の画像はトルコリラ/円の月足チャートです。

 

トルコリラ/円は、買いでポジションを保有しているとプラススワップが発生し、売りでポジションを保有しているとマイナススワップが発生します。

 

スワップを意識するのであれば買っておきたい通貨ペアなのですが、為替チャートを見て分かる通り2008年から値は右肩下がり。

 

スワップ的にはプラスとはいえ、値が下がりっぱなしの通貨ペアの買いで利益を出すのは難しいと言わざるをえません。

 

売りでポジションを建てていればかなりの利益を出せたことになります。

 

空売り(ショートのメリット・デメリットまとめ

FXなどの信用取引では、『買う』だけではなく『売る』ことで利益を出すことができます。

 

ロングポジションを持っていなくてもショートで注文を出すことが可能で、ポジションを持っていない状態で『売る』ことが可能。

 

為替レートが上がるか下がるかを予想して、下がると思ったら『ショート(空売り)』で注文をしてポジションを保有し、値が下がっていけば利益になります。

 

相場が下落している時でも利益を狙うことができるので、効果的に売買注文を出せばどんな状態も利益を出せるようになるかもしれません。

 

空売りの最大のメリットは下げ相場でも利益が狙える点。相場の上昇局面を待つことなく利益を積み上げることができます。

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