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【FXスワポ生活】メキシコペソ円おすすめプラン戦略・設定方法
現在のメキシコの政策金利は4.25%(2021年9月時点)となっており、ゼロ金利の日本円との金利差がかなり広いためスワップポイントも高額に設定されています。
メキシコペソ円を買って保有すると、スワップポイントと呼ばれる収益がポジションを決済するまでほぼ毎日得られることになります。
FX業者によって設定されているスワップポイント値は異なりますが、メキシコペソ/円の通貨ペアの買ポジションを保有しておくだけで1lot(1万通貨)あたり1日約4~8円程のスワップが貯まっていきます。
メキシコペソ/円のスワップポイント投資が魅力的なのは間違いありませんが、為替差益が出ているのにもかかわらず利確しないというのは機会損失(儲け損ない)です。
というわけで、メキシコペソを淡々と積み立てていく手法から【為替差益も狙いつつスワップも得るプラン】を考えました。
メキシコペソ/円のスワップ運用に興味がある方は参考にしてみてください。
スワップポイントと為替差益の二重取り
2021年9月時点でのメキシコペソ/円のスワップポイントは1lotあたり1日平均8円前後。
メモ
メキシコペソ円を100万通貨保有した場合は1日あたり約800円(1月あたり約24,000円)もらえる計算
為替差益の視点から見ると、たとえば1ペソ5.5円の時に1万通貨買っていたとして、値が5.6円に上がった時に保有ポジションを手放した場合は1,000円の利益がでます。
メモ
スワップポイントだけではなく値が動くことで得られる利益も狙える
買ったポジションをそのまま保有し続けるだけではなく、値が下がった時に買って値が上がった時に売る手法も組み合わせたほうが利益率が上がると見ています。
下降トレンド中はポジションを増やしてスワップポイントで稼ぎ、上昇トレンド中は利確されていくので為替差益で稼ぐプラン。
アイネット証券でFX自動売買取引ができる
アイネット証券口座を開設すれば、自動売買システムのループイフダンでトレードをすることができます。
証券会社は銀行と同じで口座開設費や口座維持費はかからないので、実際に取引をするまでは一切費用は必要ありません。
メモ
アイネット証券口座を開設する前に余剰資金を100万円は確保するべき
収入や金融資産がゼロで投資を始める方はいないと思いますが、あまりにも収入や金融資産の合計が少なすぎる場合は審査に落ちるかもしれません。
強制ロスカットまでの計算方法
強制ロスカットとは、FX取引で一定の水準以上の損失が発生した場合に、さらなる損失の拡大を防ぐため保有ポジションを強制的に決済することをいいます。
計算式
拠金維持率(%)= 純資産÷必要証拠金×100
証拠金維持率が100%を下回らないように口座資金を確保する必要があります。必要証拠金を減らすと証拠金維持率が上昇するので、強制ロスカットを回避することが可能。
各FX業者には、いくら用意すればロスカットラインはいくらになるのかを計算できるツールがあるので、数字を入力するだけで強制ロスカットラインを調べられます。
メキシコペソ円の売買範囲を確認
2016年以降は4~6円あたりをウロウロしているので、チャートの上下ラインのレンジ範囲内で売り買いを繰り返したいところです。
- ライン上限:6.0円
- ライン下限:4.0円
長期的にはやや右肩下がりのチャートを形成していますが、2020年のコロナショック時でも下値が4.0円を下回っていません。
メモ
メキシコペソ/円の過去最安値は2020年につけた4.22円
2020年に発生した新型コロナショック時につけた4.22円がメキシコペソ円の過去最安値です。
今後、過去最安値を更新していく可能性はありますが、とりあえずはメキシコペソ/円が4.22円まで下がっても強制ロスカットされないポジション保有量で運用していく必要があります。
理想としては、メキシコペソ/円が4円以下になっても大丈夫なくらいに余剰資金を確保しておきましょう。
メキシコペソ円運用のおすすめスタートプラン
運用プラン | 設定内容 |
---|---|
通貨ペア | メキシコペソ円(MXN/JPY) |
運用金額 | 300,000円 |
想定レンジ幅 | 5~5.5円 |
注文本数 | 6本 |
1本あたり通貨数量 | 4万通貨 |
1回で狙う利益 | 4,000円 |
メキシコペソ円を5~5.5円の範囲内で0.1円刻みで注文が入るように設定しておき、0.1円上昇することで1ポジションあたり4000円の利益を得るプラン。
このプランを開始後に急激な下落相場が発生したとしても、4.17円までは強制ロスカットを避けることができます。(メキシコペソ円の過去最安値は4.22円)
安全にメキシコペソ円のスワップ投資をするためには、まずは投資以外の方法でお金を貯める必要があります。
注文本数を証拠金シミュレーションで計算
2021年8月時点のメキシコペソ円月足チャートをチェックしましょう。
2016年頃から現在に至るまで、4~6円の範囲内でレンジ相場が展開されています。
未来の値動きを把握することはできませんが、当分は4~6円の範囲内でウロウロするであろうことが想定できます。
高値で多くのポジションを保有してしまうと、リーマンショックやコロナショックのように値が大暴落した時は含み損を多く抱え込むことになってしまうため、できれば下のほうでポジションを仕込みたいところ。
ちなみに、予算100万円で4~6円の範囲内に何本トラップを仕込めるかは、【証拠金シミュレーション】で確認することができます。
引用元:証拠金シミュレーション
【証拠金シミュレーション】
- 通貨ペア:メキシコペソ円
- レート :5円(4~6円の中央)
- 数量 :100本
- 予算 :100万円
引用元:証拠金シミュレーション
【計算結果】
- 必要証拠金:20万円
- ロスカット:4.17円
つまり、100万円の資金を用意してメキシコペソ円を運用する場合、4~6円の範囲内に100本トラップを仕込んでも4.17円まで強制ロスカットされないという計算です。
注文値幅と決済値幅
FX自動売買のループイフダンは、注文値幅と決済値幅を分けて設定することができません。
注文値幅と決済値幅
注文値幅(決済値幅)は最小値の【B10】で設定
B10は、例えばメキシコペソ円が5.5円から5.4円に下がったら新規注文が入り、その後5.4円から5.5円に上がったら決済注文が入ります。
0.1円刻みで新規注文と決済注文を繰り返す設定です。(Bはロング)
ループイフダンはあらかじめ決められた注文値幅(決済値幅)を選択する方式であるため、他の自動売買システムと比べると自由度は下がります。
しかし、メキシコペソ円のスワップポイントとスプレッドがかなり優秀であるため、メキシコペソ円の自動売買スワップ運用をするのであればループイフダン一択といっても過言ではありません。
もしループイフダンのメキシコペソ円のスワップポイント設定値が下がってしまった場合は、他の証券会社に衣替えするのも選択肢に入りますが、今のところはアイネット証券のループイフダンがかなりお得です。
5.0円以下に下落した場合は?
値が下がりっぱなしになると保有ポジションが決済されずに塩漬け状態になります。
今回解説している運用プランでスタートした場合の強制ロスカットレートは4.17円なので、そこまでは強制ロスカットは避けられますが、5.0円より下は新たな注文が入らなくなります。
5.0円以下にも新規注文を仕込みたい場合は、アイネット証券口座に追加入金して新たに注文設定をする必要があります。
資金効率が悪くなってしまうことを避けるため、5.0円を下回ってから今後の対策を検討しましょう。
メキシコペソ円は値動きがかなり緩やかなので、5.0円から1日足らずで4.17円以下に下がることは無いと想定しています。
運用期間が長くなればなるほど利益が積み重なっていくので、口座残高が増えていくと同時に強制ロスカットレートも下がっていきます。
もし5.0円以下に下落した場合は、取引レンジである5~5.5円まで上がってくるのをスワップポイントを貰いながらジックリと待ちましょう。
5.6円以上に上昇した場合は?
値が上がりっぱなしになると、全てのポジションが決済され新たな注文も入らないため利益が出ない状態になります。
5.6円以上でポジションを保有するとさらなる運用資金が必要になってくるので、5.6円以上に値が上昇した場合は一旦メキシコペソ円投資を中止するようにしましょう。
別の銘柄や投資先を探しながら、5.5円以下に値が下がってくるのを待ちます。
メキシコペソ円運用30万円スタートプランまとめ
運用プラン | 設定内容 |
---|---|
通貨ペア | メキシコペソ円(MXN/JPY) |
運用金額 | 300,000円 |
想定レンジ幅 | 5~5.5円 |
注文本数 | 6本 |
1本あたり通貨数量 | 4万通貨 |
1回で狙う利益 | 4,000円 |
メキシコペソ円を24万通貨保有した場合は、1日あたり約200円(1月あたり約6,000円)もらえます。
5~5.5円の範囲内に1本あたり4万通貨分を6本仕込んでも4.17円まで強制ロスカットされません。
運用期間が長くなればなるほどスワップ利益と為替差益が積み重なっていくので、口座残高が増えていくと同時に強制ロスカットレートも下がっていきます。
メキシコペソ/円のスワップ運用に興味がある方は参考にしてみてください。