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人は周り5人の平均理論とは
『あなたはもっとも多くの時間をともに過ごしている5人の平均である』という説を、アメリカの起業家であるジム・ローン氏が提唱しています。
この説は、多くの本やWEBサイトでも紹介されており、一度は聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
物凄くシンプルな言葉でありながら、考えさせられる深みをもった言葉で、人種や職種関係なく誰にでも当てはまる言葉と言っても過言ではありません。
人は周りの5人の平均理論を知ってからは、付き合う人・付き合わない人を意識するようになった自分がいます。
このページでは、【周囲5人の平均年収が将来の自分の年収になる説】を掘り下げていきます。
周囲5人の平均年収が将来の自分の年収
周りにいる5人の平均年収は、将来の自分の年収に近くなりがちです。
グループや派閥を見てみても、だいたい同じような人が集まっているケースが多いように思えます。
金魚も人間も、抵抗も回避もできない状態で長時間いると、ストレスでその不快な状況すら何も感じなくなるという状態になります。
心理学用語
環境に疑問を感じながらも何も行動を起こさないと【学習性無力感】状態に陥る
年収300万円の人が億越えの経営者が集まる場に参加していたら、かなりの違和感があるのではないでしょうか。
人生におけるあらゆる要素が、周囲の平均になると考えられています。
会社での人間関係
自身で付き合う人を選べない環境といえば、会社での上司や部下等の人間関係だと思います。
残念なことに、会社の同じ部署に嫌いな人がいたとしても必要最低限は付き合う必要があり、その方の影響は少なからず受けてしまっていることでしょう。
影響大
あの人は嫌いだという風な感じに、少しでも感情が動いている時点で影響を受けている
口癖や動作がうつってしまっていたり、徐々に考え方が近くなってくることもあります。
外部からは同じに見える
そんな自分達を外部から見れば、その嫌いな人の周りの5人は同じように見えています。
たとえば、同じでコンビニで働いているバイトの人たちが、何らかの理由で互いに敵意を持って争っていたとしても、客側からしたら同じように見えています。
同じ仕事内容であるならば給料額もそこまで変わらないと思います。
つまり、外部から見れば自分もその嫌いな人と同じだという理論が成立します。
この理論はかなりうなずける部分があるのではないでしょうか。
自分よりレベルの高い人と会うようにする
会社の同じ部署に嫌いな人がいたとしても必要最低限は付き合う必要があり、影響は少なからず受けてしまうことになっています。
嫌いな人というだけであれば我慢すればどうとでもなりますが、自分と同等レベルもしくは自分よりレベルが低い人とばかり付き合っていると、今以上には成長することはできません。
会社の役職一覧
- 一般社員
- 主任
- 係長
- 課長
- 次長
- 部長
- 本部長(事業部長)
- 常務取締役
- 専務取締役
- 代表取締役社長
会社での役職と人間的レベルは必ずしも比例しません。
何を基準にしてレベルの高低を設定するかにもよりますが、たとえば今以上にお金持ちになりたいと考えるのであれば、自分よりもお金持ちの人やお金の稼ぎ方を真似したいと思えるような人の周りに身を置くべきです。
足の引っ張り合いやギブ&ギブにならないような人間関係を形成していく必要があります。
付き合わない人を決める
周り人間に嫌われたくないという心理を持っている人は多く、よっぽど嫌いな人でない限りその人間との関係を遮断することはしないと思います。
会社の上司や部下等であれば、会社での付き合いを完全に遮断することは難しいはずです。
しかしながら、自分か向上していくことができないと判断した人間と付き合い続けていても、時間的なロスや自身の考えに迷いが生じるのでよろしくありません。
整理整頓
定期的に人間関係の断捨離をする必要がある
あえて会わない人や付き合わない人を設定することが重要になってきます。
人は少なからず周りの人間に影響されるので、より良い人生を送るためにも人間関係の見直しはどこかで必要なのです。
どうしても付き合わなければいけない人の対処方法
自身の理想を叶えるために周りの人間を厳選する必要があるのですが、これまで記述してきたように会社での人間関係は自分では選択できません。
もし転職が上手くいったとしても、都合良く周りの人間がハイスペックな人ばかりでは無いと思われます。
どうしても付き合わなければいけない人の影響を受けないように、無理矢理にでも意識するしかありません。
会話しているようで会話していない、付き合っているようで付き合っていないような感じで、適当にご近所付き合い的な風に対応しましょう。
今回紹介した【人は周りの5人の平均理論】を頭に入れておくだけでも、自身にとってデメリットしかない人達の影響から少しは身を守れるはずです。
喋るカカシか吠える犬
新たな出会いをを増やして、自身が意識上で設定する周りの5人を上書きしていくのも効果的です。
関わらないほうが良いと判断した人間は【喋るカカシか吠える犬】だと想定して、自身にとってメリットのある周りの5人をアップデートしましょう。
どうしても付き合わなくてはいけない嫌いな人間に対しては、自分自身の心の扉をそっと閉じておけば自分の中では周りの人間5人には該当しなくなります(笑)
自身の理想を叶えるためには、デメリットしかない人達の影響を受けている暇はありません。
人は周りの5人の平均理論まとめ
- あなたはもっとも多くの時間をともに過ごしている5人の平均である
- 自分と同等レベルもしくは自分よりレベルが低い人とばかり付き合っていては、今以上には成長することはできない
- 足の引っ張り合いやギブ&ギブにならないような人間関係を形成していく必要がある
- どうしても付き合わなければいけない人がある場合でも、自身の意識の持ちようでカバーする
自身にとってメリットのある周りの5人をアップデートしましょう。
人に与えられてばかりいる人間のイメージはよくありませんが、人にメリットを与えるのは自身の理想が叶ってからでも遅くはありません。