投資の教科書

【FXは9割負ける】多くの投資家が1年以内に退場しているのかデータで確認

2021年11月11日

FXは9割の人が負けているのかデータで確認

FX等の資産運用でコンスタントに利益を出せている人や勝っている人はどのくらいいるのか、投資に興味がある方であれば気になるところだと思います。

 

その質問に対しての回答は『FXトレードで勝てているのは全体の1割(9割の人が負ける)』というのが一般的です。

 

私も最初はそのような認識を持っていましたが、実はもっと勝っている人はいるのではないかとも感じていました。

 

たとえば、とある資格試験の合格率をチェックすると10%未満だったりしますが、その資格試験は合格率ほどの激ムズ問題ではない場合も結構あります。

 

それはなぜかというと、その資格試験にエントリーして土壇場でテストを受けなかったり、テストに受かることが目的ではない人も中にはいるからです。

 

普通にしっかりと勉強して資格試験に挑む人の合格率は、数字以上に実はもっと高かったりするのが現実。

 

証拠金増減口座割合

以下のデータは、金融先物取引協会が国内店頭FX業者を対象に調査した2015年から2017年にかけての証拠金増減口座割合です。

 

証拠金増減口座割合(入出金調整済み)
年度 四半期 増加口座 減少口座
2017 3 50.23% 49.77%
2017 2 47.68% 52.32%
2017 1 52.52% 47.48%
2016 4 40.38% 59.62%
2016 3 49.04% 50.96%
2016 2 47.01% 52.99%
2016 1 24.26% 75.74%
2015 4 29.59% 70.41%
2015 3 51.54% 48.46%
2015 2 33.07% 66.93%
2015 1 51.15% 48.85%

引用元:証拠金増減口座割合のデータ

 

この表の増加口座の欄を見る限りでは、FX口座に預けている資金が平均40%程増加していることが分かります。(減少口座は平均60%程)

 

つまり、『FXトレードで勝てているのは全体の1割(9割の人が負ける)』は言い過ぎなのかもしれません。

 

このデータに関しても上記の例え話を当てはめることができ、FXをある程度勉強してから無難にトレードしている人だけに絞れば、また違った結果が出ると確信しています。

 

普通にしっかりと勉強して検証を繰り返していき、勝てるようになるまで継続してトレートをしている人はその限りではないということです。

 

四半期ごとのデータだけではトータルでの勝敗は判断できない

先程のデータは、あくまでも四半期ごとに区切られたデータに過ぎません。たとえば、2017年の1~3月に大勝して利益が出た人が、それ以降の月では負けている可能性もあります。

 

参考例

  • 1~3月:100万円の利益
  • 4~6月:20万円の損失
  • 7~9月:20万円の損失
  • 10~12月:20万円の損失

 

1~3月に100万円の利益が出て、それ以降は60万円の損失を出してしまったとします。これでも1年間のトータルでは40万円の利益が出ています。

 

1年間トータルで40万円利益が出ていれば『負けている』とは言えませんよね。

 

投資というのは、トータルでの勝敗が非常に重要になので、データを鵜呑みにするのはあまりよくありません。先程のデータを見る限りでは、四半期ごとに区切ればかなりのFXトレーダーが利益を出せているように感じます。

 

9割の人が負けるというもの、あながち言い過ぎではない部分もあります。

 

トータルで勝つのは難しい

『FXトレードで勝てているのは全体の1割(9割の人が負ける)』というのは、言い過ぎなところもあり当てはまるところもあります。

 

たとえば、学校や会社のイベントでボウリング大会が開催されたときに、ストライクを連発してスコア200点以上を叩き出し優勝した人がいたとします。

 

ですがその人は、めったにボウリングをせず普段は平均スコア100点以下だったりもするのです。(お祭り的なイベントでのみ力を発揮するパターン)

 

私の友人にもそんなお祭りにだけ強い人はたくさんいたので、そのようなお祭り人は決して少なくはないと思います。

 

短期的に力を発揮する人の特徴としては、長く集中力が続かなかったり飽きっぽかったりします。

 

それと同じ要領で、ちょっとFXに手を出してみたら大勝ちしてしまうラッキーな人というのは少なからずいます。

 

しかし、そのようなラッキーマンやお祭り人は損益期間を1年間で計算すると勝てていなかったりします。イベント時だけストライクを連発してスコア200点以上出せたとしても、普段のアベレージは100点以下なのです。

 

やはり最後は、地道に勉強を継続して長期的にコツコツと積み上げていく人がトータルで勝つと信じています。

 

独自の運用ルールを確立するべき

ネットで調べたり書籍を読んだりして、投資の勉強すれば勝てるようになれるのかと言うと、必ずしもそうとは限りません。

 

むしろ、情報ソース通りにトレードをしても思い通りに為替チャートが動いてくれないことのほうが多いです。

 

情報ソース通りに損切り設定を徹底しても利益が損失を上回らないことのほうが多いです。

 

ネットや書籍の内容は参考程度に留めておき、独自の運用ルールで月間の累計損益で勝つことを目標にして、最終的には年間で利益が出ている状態にしたいところ。

 

多くの失敗パターンを自身で体験することによって、ようやく勝ち続けられる道が見えてくるのかもしれません。

 

ネットで調べたり書籍を読んだりして勉強しても勝てるようになれません。

 

年間数億円を稼いでいるトレーダーの真似をしても勝てるとは言い切れないので、やはり独自の運用ルールで月間の累計損益で勝つことを目標にするべきだと考えます。

 

FXでは9割以上の人が勝てない理由・原因

FX市場では9割以上の人は勝てないと言われています。

 

勝ち組がたったの1割しかいないとなると、安定的に利益を出し続けるのはかなり厳しいでしょう。

 

FXでは9割以上の人が勝てない理由・原因は以下の通り

  • FXの勉強をほとんどしていない
  • 資金管理ができていない
  • 取引ルールに従うことができない
  • 専門家や情報に流される

 

FXトレードは、口座を開設して入金さえ完了すれば簡単にトレードが始められます。簡単に利益を出すことができる反面、簡単にお金を失ってしまう可能性も高いです。

 

FXでは損をしてしまうこともあるということを念頭において、損をしたとしても1回のトレードの損を大きくしないように、独自ルールを淡々と守ってトレードを繰り返す必要があります。

 

初心者はFXで勝てない?

フランス政府が、FX業者から個人投資家の取引データを回収して分析した結果があります。

 

  • 調査期間 : 2009年~2012年
  • 損になった人数 : 13,224人
  • 損失額合計 : 2億2千万ドル
  • 利益を得た人数 : 1,575人
  • 利益額合計 : 1,751万ドル
  • FXで負ける個人投資家の割合

(参照:フランスの元記事)

 

『FXトレードで勝てているのは全体の1割(9割の人が負ける』というのが一般的です。とは言うものの、実はもっと勝っている人がいるというデータも出てきます。

 

様々な特徴や思惑をもった人がトレードをしており、自身のトレード結果が算出されたデータ通りになるとは限りません。

 

アリとキリギリスではありませんが、失敗原因を把握して長期的にコツコツと独自のルールを積み上げていける人がトータルで勝つのではないでしょうか。

 

もし損失を出してしまったとしても諦めずにそれらを継続することができれば、コンスタントに利益を出せるようになれると確信しています。

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