投資の教科書

【投資の格言】資産運用の卵は1つのカゴに盛るな!の意味とは

【投資の格言】卵は一つのカゴに盛るな!とは

投資の格言に【卵は1つのカゴに盛るな】という言葉があります。

 

簡潔に言うと、『大怪我を避けるために投資先を分散して、なにかあったとしても軽傷で済むようにしておきましょう』という格言です。

 

複数の卵を同じカゴに入れて持ち運んだ場合、もしそのカゴを落としてしまうと卵が全て割れてしまう可能性があります。

 

しかしながら、卵と同じ数のカゴに入れて持ち運べば、もしカゴをを落としてしまっても全ての卵が割れてしまうことはありません。

 

このページでは、投資の格言である【卵は1つのカゴに盛るな】について解説していきます。

 

投資リスクを分散させる方法

投資のリスクをできる限り軽減させる方法は投資先と時間の分散を心がけることです。

 

金融庁のホームページにも、投資の基本として分散投資を重要性が掲載されています。

引用元:金融庁

 

3つのリスク分散方法

  • 投資先の分散
  • 地域の分散
  • 時間の分散

 

1ヵ所の投資先にこだわらず、複数の投資対象に分散させることで運用の安定性が増します。

 

値動きを予測するのは難しい

どのタイミングで価格の上昇や下落が起きるか予測するのは非常に難しいため、一度に多額の資金をつぎ込むのはリスクが高まります。

 

相場に振り回されないためにも、持っている資金を何度かに分けて投資する方法(ドルコスト平均法)が効果的です。

 

注意

一般人が今後の値動きを予測するのは難しい

 

1つのカゴに複数の卵を入れておいたほうが持ち運びやすいという利点はありますが、落としてしまうという可能性を考えるとカゴを別々にして持ち運んだほうが安全。

 

全ての卵が割れるよりは、最悪3つ割れたとしても残り6つの卵は生き残ったほうがマシ、という考え方です。

 

カゴを別けても卵は割れる

卵を1つのカゴに盛らずに分散投資していたとしても、カゴを落としてしまうと全ての卵は割れることはないにしても何個かは割れてしまいます。

 

投資を始めて間もない方は少しの損失でも許容したくないと考えがち。

 

失敗はつきもの

自身の投資方針と方向がズレた場合は迷わず見切りをつけてしてしまうことが大切

 

リーマンショックやコロナショック等の大相場が発生すると、どれだけ投資先を分散していても影響は出てきます。

 

損切りを迷わず行なうことによって軽傷で済むので、資金を大きく減らさずに再び新たな投資先に突っ込むことができます。

 

管理人
1つ2つの卵が割れてしまっても、残った卵があればまた卵は増えていきます

 

投資先の選別ができる

複数のカゴに卵を持っておくことで、後から投資先の選別ができます。

 

注意

卵を盛ったカゴが良質良品なカゴとは限らず、後になって穴が開いてきたり劣化していくこともある

 

そのような場合は劣化品のカゴは卵ごと見切って捨ててしまい、残ったカゴだけ持ち運ぶという手段をとることが可能。

 

絶対に安全に儲けられる投資先が分からない限りは、儲けられないことが判明した時点で見切ってしまえるようにしておかなくてはいけません。

 

全財産を同じ投資先に突っ込んだ結果、リーマンショックのような世界的な大暴落相場に直面してしまい全財産を飛ばしてしまうなんてことになりかねません。

 

少しでも卵が生き残れば卵から親鳥に成長して卵を産んでくれるので、また卵を増やしていくことができます。

 

管理人
失敗したとしても軽傷で済ませることが重要

 

狼狽売りと損切りの違いを理解する

本屋に並んでいる投資の本や投資系ブログ等の記事を読んでいると、損切りの重要性が書かれていることがよくあると思います。

 

前途したように、卵は1つのカゴに盛らずに複数のカゴに入れて持ち運んだほうが安全。

 

複数の投資先に資金を分散させて選別または見切りながら投資をしていくと、どうしても損切りをすることが増えてきます。

 

卵入りのカゴを捨てたり落としたりする回数が増えると、いつまでたっても資金が増えていきません。

 

買った商品が値下がりしてしまい、これは儲けられないと判断して損切りばかりしていると損切り貧乏になってしまいます。

 

管理人
情報に流されずにある程度の我慢も大切です

 

投資成績が良かった人の共通点

投資成績が良かった人の共通点として以下の二つが挙げられます。

  • すでに亡くなっている方
  • 投資していることを忘れていた方

 

投資で勝っている人の共通点として『1位が生前に投資をしていたものの亡くなってしまっている人』2位が投資をしていることを忘れてしまっている人』だということです。

 

逆転の発想

一つのカゴに盛って投資していることを忘れてしまっておくのも手段

 

結局のところ、絶対に安全な投資先なんてものは私たちには絶対に分からないので、自分が選んだ投資先に投資した後は余計なことをしないに尽きるのかもしれません。

 

管理人
一つのカゴに卵を盛ることを完全否定はできません

 

マイルールを守る

『卵は1つのカゴに盛るな』という格言通りに投資をしたからといって、必ず安全に利益を出し続けられるわけではありません。

 

反対に、1つ投資先に全財産突っ込んだ直後に値上がりして、突っ込んだ資金が数倍に増えて大きく稼げる可能性もあります。

 

注意

絶対に儲けられる投資先がどこなのかは絶対に分からないので、1つのカゴに資金を突っ込むのは危険

 

格言通りに投資を行なうのではなく、自身の投資目的に基づいたマイルールを設定するようにしましょう。

 

投資目的に合う戦略を立てる

ちなみに、私の投資目的は毎日会社に行って働かなくてもよくなるように【セミリタイア】することです。

 

収入源の確保

セミリタイアするためには生活費の半分を会社の給料以外で稼がなくてはいけない

 

私の場合だと、大体10~15万円程投資で稼ぐことができれば毎日会社に行って給料をもらわなくても生活していくことができます。

 

ということは、月に1万円稼げる10ヵ所の投資先で運用していけば月10万円の利益が出る計算。

 

たとえ3つの投資先がダメになって損切りしたとしても、残り7ヵ所の投資先で7万円の利益をキープできます。

 

専業で稼ごうとするのは危険

FXを始める動機は人それぞれですが、おおむね『会社の給料以外での収入を得たい』というところだと思います。

 

しかしながら、FXトレードは決して簡単に稼げるようなものではありません。

 

FXは無理ゲー

FX投資家の約7割が1年以内に退場している

 

専業トレーダーは精神的なダメージも大きく、毎日の試行錯誤と努力の積み上げが必要です。

 

パソコンモニターを10画面程用意して、朝から晩までチャートと睨めっこした結果、稼ぐどころか損をしてしまうこともザラにあります。

 

収入源を分散させるという意味でも、会社での労働収入という卵も大切にカゴに盛っておきましょう。

 

FX口座を開設するならどこが良い?

FX口座を開設する時は、以下の条件のように自身にとって最適なFX会社を選んで組み合わせることが大切になります。

 

 FX口座の開設目的  おすすめの会社の特徴
 短期取引  スプレッドの狭い会社、約定力の高い会社
 長期取引  スワップポイントが高い会社
 物色売買  通貨ペア数の多い会社
 情報収集  情報量が多い会社、チャートが見やすい会社
 自動売買  自動売買可能な会社
 少額取引  取引通貨単位が1,000通貨以下の会社

 

ここまで述べてきたように、投資で儲けるためには分散投資が第一ですが、自身の目的を達成できそうな優位な会社を選びましょう。

 

FX投資のやり方やいくらでどれくらい稼げるかは、別ページで解説・実践しているので参考にしてみてください。

 

FXトレードは生活に支障が出ない余剰資金で行いましょう。

 

さいごに

投資の格言に『卵は1つのカゴに盛るな』という言葉があります。

 

大怪我を避けるために投資先を分散して、なにかあったとしても軽傷で済むようにしておきましょうという格言です。

 

しかしながら、『卵は1つのカゴに盛るな』という格言通りに投資をしたからといって必ず安全に利益を出し続けられるわけではありません。

 

格言通りに投資を行なうのではなく、自身の投資目的に基づいたマイルールを設定するようにしましょう。

 

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