備忘録

【読書術】読んだ本の内容を忘れる人のための読書術・裏技を解説

過去に読んだ本の内容をすぐ忘れてしまうという悩み

読書が好きでよく本を読んでいる方の悩みの一つに、【読んだ本の内容をすぐに忘れてしまう】というものがあるのではないでしょうか。

 

実際に私もそのような経験が多数あり、過去に読んだ本の内容を思い出せないことが結構あります。

 

同じ本を読んだことがある人と本の内容について語り合うことがあっても、その本を読んだ時期が古ければ古いほど内容がおぼろげになってしまいます。

 

読破したものの内容が求めていたものとマッチしていなければ、全く思い出せないこともしばしば。

 

このページでは、読んだ本の内容を忘れてしまったり頭に入らないという悩みの解決法について語っていきます。

 

平均的な読書速度

平均的な読書速度は1分間に約600文字以上というデータがあります。

引用元:日本速脳速読協会

 

 

学年や個人でも違いがありますが、データを見る限りでは大きな差はないようです。

 

しかしながら、文字を速く読めば読むほど内容が頭に入ってこないと感じるのは私だけではないと思います。

 

内容を完全に忘れていない

本を読み終わったあとは『感動した』『ためになった』等の感想が残っているのですが、3~5年も経てば読んだことは記憶に残っているものの内容自体は忘れてしまっていることが多いのではないでしょうか。

 

読んだ本の内容を完全に忘れているのであればもう一度新鮮な気持ちで読めるのですが、いざ読み直してみると忘れているのにもかかわらず新鮮味がないといった具合に陥ります。

 

何年経っても

本の内容を完全には忘れていない

 

『面白かった』『勉強になった』はということだけは覚えているのですが、具体的な内容はほとんど忘れてしまっている始末。

 

中途半端に覚えているくらいなら、どうせなから完全に忘れてしまっていたほうが良いとさえ感じるほどです。

 

読書術系の本も忘れる

『本の内容を忘れなくなるようになる本』系統の本もありますが、『本の内容を忘れなくなるようになる本』の内容すら忘れてしまうと思います。

 

本を読んでも時が経てば内容を忘れてしまうのであれば、本を読んでも時間の無駄なのではないかと思う方もいるのではないでしょうか。

 

ドイツの心理学者いわく

脳は文字を4時間で50%忘れる

 

時が経てば忘れてしまうのは【本】に限ってのことではないのすが、時間をかけて読んだだけにもったいなく感じてしまいます。

 

忘れない読書法はウソ

街中の本屋をぶらついていると、1度読んだら忘れない読書法や超短時間で読めるようになる読書術を解説している本をちらほら見かけます。

 

それらの本を完全否定するつもりはありませんが、本の内容を忘れない読書術の効果を得られることは望めません。

 

結局のところ

記憶に定着するかどうかは自分次第

 

超短時間で本を読むと、脳に情報が定着することなく右から左に流れていくだけです。

 

覚えた内容をアウトプットしたときに脳に情報が定着するので、どうしても覚えておきたい内容はメモすることをおすすめします。

 

重要なのは本の内容ではなく自身の変化

どうせ忘れるから本を読まないという結論に至るのも一つの選択肢かもしれませんが、私は『過去に読んだ本の内容を覚えていなくても良い』という選択をしています。

 

覚えておこうと思いながら必死に読んだとしても結局は内容を忘れてしまうのであれば、記憶のとどめておくことを諦めてしまってはどうでしょうか。

 

自身の変化が重要

  • 小説等:読んでいる瞬間が楽しければそれで良しという考えで読む
  • 自己啓発系:本を読み終えた後に自身の行動が今までよりも少しでも良い方向に動けるようになればそれで良しという考えで読む
  • 資料系:何度も読み返せるように限られた良書だけ手元に置いておく

 

本の内容を覚えるために本を読むのではなく、読解力や文章力を高めるために読み続けるという考えもあります。

 

読んだ本の内容を逐一記憶にとどめておく必要はありません。

 

経験値を稼ぐために本を読む

ゲームのRPGに例えると、敵を倒したあとに経験値がもらえて、一定数に達するとレベルアップするあの感じですね。

 

どんな敵(本)を倒した(読んだ)かを記憶にとどめておくために戦う(読む)のではなく、本を読む目的は経験値を積んで自身のレベルを上げるためだと割り切りましょう。

 

本を読み続けることで、内容を覚えていなくても自身の知識力は自然に高まっています。

 

知識の引き出しを増やしていくイメージで気楽に本を読めば良いと思います。

 

本の内容は忘れても良い

街中の本屋をぶらついていると読書術系の本が目に入ってきます。

 

本の内容をできるだけ記憶しておきたいという欲求を捨てきれない自分としてはとても気になる本なのですが、多分どれだけ読書術系の本を読み漁っても本の内容を忘れるという悩みが解消されることはないと私は思います。

 

読書術系の本は意味が無いといっているわけではありません。

 

それ系統の本も含めて、本の内容を記憶に残すことを目的として読むのではなく、少しでも自身がレベルアップできたという実感を得るために本を読むという方向にシフトするべき。

 

過去に読んだ本の内容は忘れてしまうという悩みは人間である以上解決できないということですね。

 

本の内容を完全に記憶にとどめておくことは諦めるしかなさそうです。

 

どうしても忘れてしまいたくない内容の本に出合えたのであれば、数を絞って手放さずに保管しておくことが最適解かもしれません。

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