投資の教科書

【円高・円安どっちがいい?】意味や違いをわかりやすく説明【FX投資】

FXの【円高・円安】の基準とは

【円高】とは円の値段が円以外の通貨と比べて高くなる状態で、【円安】とは円の値段が円以外の通貨と比べて安くなる状態です。

  • 円高:円の価値が高くなる状態
  • 円安:円の価値が安くなる状態

 

FXで取引できる通貨ペアである米ドル/円で例えると、1ドル=100円の状態から1ドル=105円になった場合は円安、1ドル=100円の状態から1ドル=95円になった場合は円高です。

  • 円高:1ドル=100円が1ドル=100円以下になる状態
  • 円安:1ドル=100円が1ドル=100円以上になる状態

 

円高になると外貨を買う時に必要な円が減り、円安になると外貨を買う時に必要な円が増えます。

引用元:https://www.yjfx.jp/gaikaex/first/exchange/exchange02.html

 

円高・円安というのは円を基準にした言い方ですが、対象の外貨を基準にすることもできます。

 

米ドル/円で例えると、円高時は米ドル安・円安時は米ドル高になります。

  • 円高=米ドル安
  • 円安=米ドル高

 

円高・円安の影響

円の価値が上下することで産業や経済に影響がでます。

 

分かりやすいところで言うと、円高になるとガソリンや外国製品が安くなり、円安になると輸出産業や日本観光が活性化します。

引用元:NHK

 

ガソリンの値段は原油の値のほうが影響力がありますが為替の影響も非常に強力。

 

円の価値が高くなることで相対的にドルなどの外貨が安くなり、海外の製品やサービスを安く買えるようになります。

 

円安が進行すると輸出企業が海外で稼いだ外貨をより多く円に転換できるため、企業の売り上げが増えて業績に好影響をもたらします。

 

円高になるとどうなるのか

円の価値が上がり円高になると、海外からの輸入が増えます。

 

そのため、海外ブランド品等を安く購入できるようになるというメリットがあります。

 

他にも、海外旅行費が安くなったり、ガソリンや電気料金が安くなりやすくなるとされています。

 

原材料から製品まで輸入品の価格が低下するため、生産コスト低下により日本国内の物価が全体的に下がりやすくなります。

 

【個人レベルでは円高のほうがメリットになる場面が多い】のではないでしょうか。

 

リーマンショックやコロナショック時は急激に円高に振れました。

 

円安になるとどうなるのか

円の価値が下がり円安になると、日本から海外への輸出が増えます。

 

海外からの観光客も増えるので、日本国内の観光収入増が見込めるというメリットがあります。

 

ですが、円の価値が低くなるため日本からの海外旅行や海外ブランド商品などの値段が上がってしまったり、海外から資材を購入している輸入企業の業績が悪化するといったデメリットも。

 

【個人レベルでは金融投資をしている方にとってはメリットがある】かもしれません。

 

投資をする人にとっては円安になってほしい人のほうが多いかもしれません。

 

為替差益は円高時に狙いやすい

円安が進行した場合でも値動きによる利益を出すことができますが、円安相場よりも円高相場のほうが値がよく動く傾向にあります。

 

安全資産

円は安全資産と呼ばれており、世界でテロや災害のような有事が発生すると円が買われて円高になりやすい

 

世界だけでなく日本で有事が発生した場合でも円が買われるので、何か悪いことが発生すれば円高方向に値が動くことが多いです。

 

つまり、値動きによる利益を得たいのであれば、○○/円ポジションをショート(空売り)で保有して短期で売買を繰り返す方法が効果的。

 

スワップポイント利益を得るなら円安

【スワップポイント】とは、低金利の通貨で高金利国の通貨を買いで保有することで金利差分が毎日一定の金額で受けられる利益のこと。

 

日本の政策金利は-0.1%になっており、円はほとんどの外貨よりも低金利です。

 

スワポ生活

FX証券口座でドル円クロス円を保有するだけでスワップポイント利益を得ることができる

 

円安が進行すれば、例えば米ドル/円が110円の時に購入して米ドル/円が120円の時に売却すれば、10円分の利益になります。

 

スワップポイントを貰いながら値動きによる利益を出したい場合は、○○/円ポジションをロング(買い)で長期保有して動向を見守る方法が効果的。

【メキシコペソ/円】ローリスク運用でスワップ積立投資の手法を解説

 

メキシコペソ円や南アフリカランドがスワップポイントを稼ぎやすいです。

 

円高・円安どちらに動いても利益を出せる

FXは、買い(ロング)だけではなく売り(ショート)からでも利益を出すことができるので、様々な戦略を立てることができます。

 

円安になりそうだと予測するのであれば円で外貨を買い、円高になりそうだと予測するのであれば円で外貨を売りましょう。

 

金融緩和

円はほとんどの外貨よりも低金利になっているため、円で外貨を買って保有するだけでスワップポイント利益を得ることができる

 

逆に、円で外貨を売って保有するだけでマイナススワップポイント損失が出ます。

 

円高狙いで取引する場合は、マイナススワップのリスクを抱えていることを念頭に置いておかないといけません。

 

円安狙いで取引する場合は、有事の円買いが発生しても生き残れるように長期的な視点で取引したほうが上手くいきやすいです。

 

何も買っていないところから売れるのがFXやCFDの特徴です。

 

収入源の一つに投資を入れる

私は、収入源の一つとしてFX投資を組み込んでいます。

 

FXはハイリスクハイリターンで投資ではなく投機とも言われていますが、やり方次第では収入源の一つになり得ます。

 

月単位で少しずつ利益を出すことに特化(ローリスクローリターン)すれば、大損失を被る可能性は限りなく低くなります。

 

FX投資のやり方やいくらでどれくらい稼げるかは、別ページで解説・実践しているので参考にしてみてください。

 

円高・円安どっちがいい?

【円高】とは円の値段が円以外の通貨と比べて高い状態で、【円安】とは円の値段が円以外の通貨と比べて安い状態です。

 

日本の政策金利は-0.1%になっており、円はほとんどの外貨よりも低金利。つまり、円で外貨を買って保有するだけで利益を得ることができます。

 

円は安全資産と呼ばれており、世界でテロや災害のような有事が発生すると円が買われて円高になりやすいため、安易にスワップポイント等の利益目当てで外貨を買うのは危険。

 

円安狙いで取引する場合は、有事の円買いが発生しても生き残れるように長期的な視点で取引したほうが上手くいきやすいと思われます。

 

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