投資用語として使われているブルベアとは相場の強気・弱気を示す言葉です。
上昇相場時のチャートの形が、牛が下から上に角を突き上げて攻撃する姿のように見えることからブル相場と呼ばれています。
下落相場時のチャートの形が、上から下に爪を振り下ろして攻撃する姿のように見えることからベア相場と呼ばれています。
Contents
ブル・ベア相場とは
ブル相場とは、上向きの上昇相場が牛の角を下から上へ突き上げて攻撃する姿を連想させることから、強気の相場を意味する言葉です。
ベア相場とは、下向きの下降相場は熊が爪を上から下へ振り下ろして攻撃することを連想させることから、弱気の相場を意味する言葉です。
ポイント
- ブル相場:強気の上昇相場
- ベア相場:弱気の下降相場
「ブル型」「ベア型」のような言葉が投資商品名に付け加えられており、対象指標の何倍の値動きを目指すのかが記載されています。(参考例:ナスダック3倍ベア)
ファンドとは
資産運用に興味を持って情報を集めている人は【ファンド】という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
金融業界のファンドとは、投資のために集めた資金や運用を目的とする一定規模以上の資金という意味です。
ポイント
運用目的で資金を集めて目的を達成するために資金の管理・運用をする仕組み
多数の投資家から集められた資金を一つにまとめて、基金にして収益を還元する仕組みになります。
投資信託とは
投資信託とは、投資家から集めたお金を運用の専門家が株式や債券などに投資して運用する金融商品のことです。
簡単に言うと「投資を運用のプロに託す」という意味です。
ポイント
- 運用自体はプロ任せ
- 運用方法は決められない
- プロに任せるため手数料が必要
日本の投資信託は、金融商品取引法で定められた金融商品取引業者(いわゆる投資のプロ)が運用やサービスを提供しています。
ETFとは
ETFとは『Exchange Traded Fund』 の略で、日本語では「上場投資信託」と呼ばれています。
ETFは株式と同様に、証券会社を通じて証券取引所に買付や売却の注文を出せます。
ポイント
株価指数などに代表される指標への連動を目指す上場投資信託のこと
市場の価格を見ながら証券取引所を通じて、リアルタイムで売買できる特徴があります。
ブルベアファンドのメリット
ブルベアファンドのメリットは以下の3つです。
ポイント
- 短期的に大きな利益を狙える
- リスクヘッジで活用できる
- 元本以上の損失が発生しない
ブルベアファンドの最大のメリットは、損失が元本の範囲までに限定されるという点です。
短期的に大きな利益を狙える
ブルベアファンドは、相場の上昇・下落を利用して短期的に大きな利益を狙える可能性があります。
2倍・3倍の値動きが期待できるファンドもあるため、上昇が見込める相場では多くの利益を手に入れることが可能です。
仮に相場が5%上昇した場合、2倍のブル型ファンドならば10%の利益を得ることができ、3倍ならば15%の利益を得ることができます。
5%下降した場合、2倍のベア型なら10%の利益、3倍であれば15%の利益を得ることが可能です。
ポイント
- 相場が5%上昇した場合、2倍のブル型ファンドならば10%の利益
- 相場が5%下降した場合、2倍のベア型ファンドならば10%の利益
しかしながら、基準価額の値動きに対して倍率通りになるのは前日と比較した場合のみになります。
リスクヘッジで活用できる
ベア型ファンドは、利益を狙う以外にもリスクヘッジ目的での活用も可能です。
仮に日本株の相場が下落した場合、日本株のベア型ファンドは真逆の値動きをします。
ポイント
下落相場時に利益を狙う方法も可能
リーマンショックのような世界的下落相場時に備えて、ベア型ファンドと組み合わせることでリスクを抑えることができます。
元本以上の損失が発生しない
株式投資の現物株にはレバレッジの仕組みがありませんが、信用取引では最大約3.3倍のレバレッジをかけることができます。
FXではレバレッジを使って、手元の資金の最大25倍の金額の取引を行うことができます。
レバレッジをきかせられるFXや信用取引では、損失が一定のラインを下回ると追加証拠金が必要となりますが、ブルベアファンドは追加証拠金は発生しません。
FXや信用取引のレバレッジとは別物だという認識をしておく必要があります。
ブルベアファンドのデメリット
ブルベアファンドのデメリットは以下の3つです。
注意
- ブルベアはハイリスク商品
- レンジ相場では稼ぎにくい
- 保有コストが高い
基本的にレバレッジを効かせた取引はハイリスク・ハイリターンなので注意が必要です。
ブルベアはハイリスク商品
レバレッジを効かせた投資商品の取引はハイリスク・ハイリターンです。
長期的に下落を繰り返している商品をブル型ファンドで保有すると、基準価額がマイナスなるため投資初心者は安易に買ってはいけません。
注意
レバレッジが大きくなるほどリスクも大きくなる
ちなみに、FXや信用取引では元本割れリスクがありますが、ブルベアファンドは元本割れは発生せず追加証拠金は発生しません。
レンジ相場では稼ぎにくい
相場が一定の範囲内で上下を繰り返すレンジ相場では、上にも下にも値が大きく動かないため利益を得ることが難しくなります。
注意
- ベア型ファンド:下落相場で利益を生み、上昇相場で損失が生じる
- ブル型ファンド:上昇相場で利益を生み、下降相場で損失が生じる
レンジ相場の時は、レンジ上限に価格が近づいたら売り、レンジ下限に価格が近づいたら買うという戦略を立てることが可能です。
ブルベア型ファンドは、短期的な値動きを予測してファンドを購入し、トレンドが終了しそうな時点で利確するといった運用スタイルに向いています。
保有コストが高い
ブルベア型ファンドはコストが高いので注意が必要です。
低コストの商品が多いネット証券でも、ブルベア型ファンドだけ購入手数料が高いパターンもあります。
注意
ブルベア型ファンドはコストが高い(1~3%が手数料の相場)
購入手数料が高いため、確実に儲けられるように売買時期や投資期間は吟味しなくてはいけません。
初心者向けの資産運用おすすめランキング
初心者向けの資産運用おすすめランキング5選は以下の通りです。
ポイント
- 株式投資(国内株・外国株)
- 不動産投資(国内不動産・海外不動産)
- 債券投資(国債・社債)
- 投資信託(インデックス型・アクティブ型・ETF)
- 投機(FX・CFD・先物取引)
コロナショックや新NISA制度の影響で、お金を働かせる資産運用に興味を持ち始める人が増えてきています。
経済的自由を得る為には、お金のために働いているにラットレース状態から抜け出す必要があります。
資産1000万円まではFXがおすすめ
世間一般的に『FX=リスクが大きい』というイメージが先行していますが、少ない資金で効率良く増やすことができるメリットがあります。
外国為替のルールや取引のテクニックをマスターする必要がありますが、しっかりと勉強して地道にコツコツとやれば成果は出ると思います。
ポイント
FXは手持ちの資金が少なくても大きな金額の取引が可能
資産1,000万円になるまではFXで勝負をして、1,000万円到達後は比較的リスクの低い投資商品に移行していきましょう。
ブルベアまとめ
ブル相場とは、上向きの上昇相場が牛の角を下から上へ突き上げて攻撃する姿を連想させることから、強気の相場を意味する言葉です。
ベア相場とは、下向きの下降相場は熊が爪を上から下へ振り下ろして攻撃することを連想させることから、弱気の相場を意味する言葉です。
2倍・3倍の値動きが期待できるブルベアファンドもあるため、急激な上昇または下落が見込める相場では多くの利益を手に入れることが可能です。
しかしながら、損失リスクも大きくなるため値動きや仕組みを理解しきれていない状態で手を出すのは控えましょう。