投資の教科書

【FXの窓とは?】月曜日に窓が開く理由と窓埋めを狙う戦略を解説

FXの窓開け・窓埋めって何?窓ができたときのトレードの仕方を知りたい!

 

FXとはForeign Exchangeの略で、2国間の通貨を売買して利益を狙う投資です。

 

FXのトレード手法は数多く存在しますが、勉強した通りにトレードをしてもなかなか安定した利益が出せないことも多いです。

 

FX相場変動の要因は数多くあり、凄腕のトレーダーでも相場を予測するのは不可能だと言われています。

 

しかしながら、窓埋めトレードは初心者でも簡単にできるうえに、勝率が80%以上あるとも言われているため、やり方を知っておいても損はありません。

 

管理人
月曜日に窓が開く理由と窓埋めを狙う戦略を解説していくので参考にしてください

 

FXの窓とは

 

FXにおける窓とはローソク足とローソク足の空間になります。

 

金曜日の最後につけたローソク足から、月曜日の最初につけるローソク足がジャンプすることがあります。

 

ポイント

  • 上窓:ローソク足が間隔を開けて上方向に離れている状態
  • 下窓:ローソク足が間隔を開けて下方向に離れている状態

 

ローソク足の間が窓が開けたように見えることから窓開けと呼ばれています。

 

FX相場の窓が開く理由

月曜日の朝に窓が開く理由は、ファンダメンタルによる影響が大きいと言われています。

 

注意

土日に地政学的リスクや重要議論の結果が出た時

 

基本的には土日に重要指標は発表されませんが、土日に要人発言があった場合は週明けの相場に影響を与えます。

 

 

市場にインパクトを与える地政学的リスクが発生した場合も、チャートが窓を開けてスタートする可能性が高まります。

 

FX相場の窓埋めとは

FXの窓埋めとは、窓が開いた相場は窓が閉まるように動く習慣のことです。

 

ポイント

週明けに窓を開けてから窓開け前の相場に戻る値動きを窓埋めと呼ぶ

 

たとえば、週末に米ドル/円が110円で終了して、週明けに米ドル/円が112円で開始したとします。

 

上窓で開始した相場は80%の確率で元に戻ると言われており、112円でスタートした米ドル/円相場は時間をかけて110円に戻っていきます。

 

開いた相場の窓は閉じられる

投資の世界には「開いた窓は閉じられる」という相場格言があります。

 

開いた窓は閉じられる規則性を使って、窓を埋める動きを狙ったトレードを行う手法も存在します。

 

ポイント

窓開けが起きた理由が解消されると開いた窓は閉じられる

 

窓埋めを期待した投資家の逆張り注文や、持ち越しポジションを保有する投資家の決済注文などで窓が閉まります。

 

先入観を持たずに戦略を立ててポジションを建てることが重要です。

 

窓埋め手法の勝率は高い理由

窓を開けたチャートは、後に窓埋めする確率が80%以上だと言われています。

 

窓が埋まる可能性が高い理由は、窓が開いたら窓が閉まることを見込んでポジションを持つトレーダーが多いためです。

 

ポイント

窓開けスタート後、窓埋め方向に相場が動く圧力が続くから

 

週明けに窓が開いたということは、ポジションを保有しているトレーダーにとっては大きな利益または損失が出ています。

 

FXの窓埋めトレード手法

 

FXで窓が発生した後には、8割の確率で窓を閉めるような値動きが起こると言われています。

 

窓が開いた方向とは逆方向への値動きが始まることを待ち、エントリーポイントから半分以上の窓が埋まったところで利確をします。

 

注意

  • 窓を埋め始めたと判断したタイミングでエントリーする
  • 月曜日の朝に窓が開いた瞬間にエントリーしてはいけない

 

窓が完全に埋まるまでには1日以上かかってしまう場合もあるため、頭と尻尾はくれてやれの格言通りに50%埋まった時点で利確してしまいましょう。

 

ファンダメンタルズ情報を入手する

ファンダメンタルズ情報を入手するオススメの方法は以下の通りです。

 

ポイント

  • 各FX会社のアプリで入手する
  • テレビや雑誌などで入手する
  • インターネットで入手する

 

窓開け情報を入手するためにはファンダメンタルズ分析が必要不可欠です。

 

各FX会社の専用アプリでは各国の経済指標や要人発言などが配信されるので、さしあたり情報収集に困る心配はありません。

 

インターネットサイトの中には、世界の経済情報を発信しているところもあるため、信頼できる情報かどうかを見極めたうえで参考にしましょう。

 

pips(ピップス)の計算方法や数え方を理解する

FXで使われているpips(ピップス)とは、通貨ペアの値幅を表す共通単位です。

 

各国の単位でバラバラに表されるとどのくらい変動したのか比較しにくくなってしまいます。

 

ポイント

FXでは単位の違う様々な通貨を取引するため単位を統一すべくpipsが使われいる

 

異なる通貨でも変動を容易に比較できるようにするためにpipsが使われています。

 

リスクリワードを決める

リスクリワードとは、1回の取引における損切り幅と利益確定幅の比率です。

 

リスクリワード比率が損失:利益=1:2になるように上手に負けることができれば、最終的には年間で利益が出ている状態になると思います。

 

ポイント

  • 口座残高が100万円であれば1回のトレードでの損失は1~3万円以内に抑える
  • 損失が-1万円なら利益は+2万円に設定する

 

リスクリワードを適切なバランスにしておかないと、FXで継続的に稼ぐことはできません。

 

許容スリッページを設定する

FXのスリッページとは、注文価格通りに注文されていない事象のことです。

 

FXトレードでは、注文発注時に提示されていたレートと実際に約定したレートとの間にずれが生じることがあります。

 

注意

相場急変時や市場参加者が少ない時間帯はスリッページが発生しやすい

 

重要な経済指標が発表されるタイミングや、週明けでマーケットが開いた直後などはスリッページが発生しやすくなります。

 

スリッページは『許容スリッページ』で上限指定すればコントロールすることができます。

 

FX口座を開設するならどこがいい?

FX口座を開設する時は、以下の条件のように自身にとって最適なFX会社を選んで組み合わせることが大切になります。

 

 FX口座の開設目的  おすすめの会社の特徴
 短期取引  スプレッドの狭い会社、約定力の高い会社
 長期取引  スワップポイントが高い会社
 物色売買  通貨ペア数の多い会社
 情報収集  情報量が多い会社、チャートが見やすい会社
 自動売買  自動売買可能な会社
 少額取引  取引通貨単位が1,000通貨以下の会社

 

自身の目的を達成できそうな優位性の高い会社を選ぶようにするようにしましょう。

 

FX投資のやり方や、どのFX会社の口座を使っているのか、元手いくらでどれくらい稼げるかは、別ページで解説・実践しているので参考にしてみてください。

 

FXは生活に支障が出ないお金や最悪無くなってもよいと思えるお金で行いましょう。

 

窓埋めトレードは禁止されている

海外FX業者では、窓埋め取引で利益を上げることを基本的に禁止にしています。

 

高いレバレッジで窓埋めだけで稼ぐこと目的にトレードを繰り返すと、最悪の場合は口座凍結のリスクが考えられます。

 

注意

窓埋めを狙った取引は利用規約で禁止している海外FX業者が多い

 

空いた窓は80%の確率で埋まるため、その方向にトレードすれば勝てる!と言われていますが、窓埋めだけを根拠にトレードしてはいけません。

 

FXの聖杯は存在しない

FXの聖杯とは、誰でも100%勝てる手法のことです。

 

FXで100%勝てる手法はこの世に存在しないため、聖杯探しをしている人をターゲットにしている悪徳業者に気をつけなくてはいけません。

 

ポイント

聖杯は探すものではなく自ら作り上げるもの

 

誰でも100%勝てる聖杯は存在しませんが、FXで資金を少しずつ増やしていくことは可能です。

 

FXの窓閉め・窓埋めトレードの注意点

FXトレードは数多くの手法がありますが、窓開け時の窓埋めを狙ったトレードは勝率の高い手法です。

 

しかしながら、ハイレバレッジで窓埋めを狙うトレードはFX業者によっては悪質だとみなされる可能性があるので注意が必要です。

 

週明けに開いた窓は高確率で閉じるとされていますが、トレンドの発生などによって値が戻らないこともありえることも念頭に置いておかなくてはいけません。

 

損切りラインを設定したうえで月曜の早朝から優位性のある取引をしていきましょう。

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