FXは24時間いつでも取引できる投資であることから、副業や趣味でFXトレードをしている人もたくさんいます。
平日と祝日は為替市場はオープンしているためFX取引を行うことができます。
土日は世界の主要為替市場が休場しているため、土曜日の早朝を除いて週末は取引できません。
Contents
FX取引可能な曜日・時間帯を解説
FX取引可能な曜日・時間帯については、以下の4つの項目に分けて解説していきます。
ポイント
- 為替市場が動く時間帯
- 土日はFX取引できない
- 元旦はFX取引できない
- 祝日はFX取引できる
FXは24時間いつでも取引できる投資ですが、主要な為替市場がクローズする週末は取引ができません。
FXが土日に取引できない理由や、土日以外の取引ができない期間などを確認しておきましょう。
為替市場が動く時間帯
為替市場の取引開始時間と終了時間は以下の通りです。
ポイント
- 取引開始時間:月曜日の午前7時前後(夏時間は午前6時前後)
- 取引終了時間:土曜日の午前7時前後(夏時間は午前6時前後)
ニューヨーク市場・ロンドン市場・東京市場などの主要市場は、土曜日の朝6時から月曜日の朝7時までは休場になっています。
FX会社によっては、取引開始時間や終了時間が若干変わるため、メンテナンスなどで取引ができない時間帯もあることを把握しておきましょう。
土日はFX取引できない
土日は世界の主要為替市場が休場しているという理由で、週末はFX取引をすることができません。
ポイント
土日は東京市場・欧州市場・米国市場などの主要市場が休場のため取引ができない
FXは世界各国のマーケットが順次開場していくため24時間取引ができます。
中東の一部地域では土日が休みではなく金曜日が休みの地域もあることから、厳密には土日も外国為替市場は動いています。
元旦はFX取引できない
年末年始は取引可能ですが、元旦(1月1日)とクリスマス(12月25日)はFX取引ができません。
ポイント
元旦(1月1日)とクリスマス(12月25日)の為替市場は休場
市場参加者が非常に少なくなるため、希望価格で約定しなかったりスプレッドが拡大したりする可能性があります。
年末年始やお盆等の長期連休による流動性の低い相場時を狙って、何かしらの理由で値が急激に動くことがあるので注意が必要です。
祝日はFX取引できる
日本が祝日で東京市場が休場の場合でも、その他の主要為替市場が開場している日は日本でもFX取引ができます。
日本以外の国が祝日の日も、日本市場が会場している日はFX取引ができます。
ポイント
- オセアニア時間 :6時~8時ごろ
- 東京時間 :8時~15時ごろ
- ロンドン時間 :15時~21時ごろ
- ニューヨーク時間:21時~6時ごろ
主要市場が開いていない時間帯は値動きが限定される傾向がありますが、取引自体は可能です。
土日にFXポジションを持ち越す場合の注意点
土日にFXポジションを持ち越す場合の注意点は以下の4つが挙げられます。
注意
- 金曜日のポジション調整
- 月曜日の窓開けリスク
- ポジションの保有期間
- スワップポイントの付与日数
週末にポジションを持ち越す場合は、注意点を把握したうえでリスクに備えておきましょう。
金曜日のポジション調整
土日のクローズ前にポジションを手放すトレーダーが増えるため、金曜日は取引が活発になる傾向があります。
注意
毎月第一金曜日には米国雇用統計などの発表があり相場が急変動しやすい
週末のポジション調整に巻き込まれないためにも、金曜日の夜中から土曜日の早朝にかけてはトレードを控えておいたほうが無難です。
金曜日に含み損のポジションを保有したまま土日を迎えてしまうと、フラッシュクラッシュなどの相場の急変動によって預けた証拠金以上の損失を出す可能性もあるので注意が必要です。
月曜日の窓開けリスク
FXにおける窓とは、ローソク足とローソク足の空間になります。
金曜日の最後につけたローソク足から、月曜日の最初につけるローソク足がジャンプすることがあります。
基本的には土日に重要指標は発表されませんが、土日に要人発言があった場合は週明けの相場に影響を与えます。
市場にインパクトを与える地政学的リスクが発生した場合も、チャートが窓を開けてスタートする可能性が高まるので注意が必要です。
ポジションの保有期間はいつまで?
株の信用取引や商品先物などを取引した経験のある方は、FXポジションの保有期間がいつまでなのか疑問に思うかもしれません。
株の保有期間
株の信用取引(制度信用取引)は最大6ヶ月, 商品先物は最大1年
FXポジションには保有期間の定めは無く、自身が決済注文を出すまで持ち続けることができます。
FXの保有期間
FXポジションは保有期間なし
FXのポジションには保有期間の定めはありませんが、証拠金維持率が100%を下回ってしまうと強制ロスカットで保有することができなくなってしまうので注意が必要です。
スワップポイントの付与日数
休業日の土日は、スワップポイントが付与されません。
土日にスワップポイントが発生しない代わりに、土日分のスワップポイントは別の曜日にまとめて付与される仕組みになっています。
注意
為替市場が動かない土日分のスワップポイントも別日に付与される
マイナススワップポイントが発生するポジションを保有している場合は、ポジションを持ち越すと損失が増えていくので注意が必要です。
週明けのFX窓開けリスクとは
FXにおける窓とはローソク足とローソク足の空間のことです。
週末金曜日の最後につけたローソク足から、週明け月曜日の最初につけるローソク足がジャンプすることがあります。
ポイント
- 上窓:ローソク足が間隔を開けて上方向に離れている状態
- 下窓:ローソク足が間隔を開けて下方向に離れている状態
週明けにローソク足の間が窓が開けたように見えることから窓開けと呼ばれています。
FX相場の窓が開く理由
月曜日の朝に窓が開く理由は、ファンダメンタルによる影響が大きいと言われています。
注意
土日に地政学的リスク発生や重要議論の結果が出ると窓が開く
基本的には土日に重要指標は発表されませんが、土日に要人発言があった場合は週明けの相場に影響を与えます。
市場にインパクトを与える地政学的リスクが発生した場合も、チャートが窓を開けてスタートする可能性が高まります。
ロスカット判定は土日にされない
FX会社が休みである土日にはロスカット判定されることはありません。
もし週明けに窓開けが発生してロスカットされる場合は、月曜日早朝の取引が開始できる時間帯にロスカット判定されます。
注意
ロスカット判定は週明けに行われる
窓開けの度合いによってはロスカットが間に合わず、預けた証拠金以上の損失を出す可能性もあります。
日頃からリスクを抑えた無理のないトレードを心がけましょう。
FX口座を開設するならどこがいい?
FX口座を開設する時は、以下の条件のように自身にとって最適なFX会社を選んで組み合わせることが大切になります。
FX口座の開設目的 | おすすめの会社の特徴 |
短期取引 | スプレッドの狭い会社、約定力の高い会社 |
長期取引 | スワップポイントが高い会社 |
物色売買 | 通貨ペア数の多い会社 |
情報収集 | 情報量が多い会社、チャートが見やすい会社 |
自動売買 | 自動売買可能な会社 |
少額取引 | 取引通貨単位が1,000通貨以下の会社 |
自身の目的を達成できそうな優位性の高い会社を選ぶようにするようにしましょう。
FX投資のやり方やいくらでどれくらい稼げるかは、別ページで解説・実践しているので参考にしてみてください。
FXは生活に支障が出ないお金や最悪無くなってもよいと思えるお金で行いましょう。
口座開設に通過するための審査基準とは
FX口座開設の審査基準は非公開になっていますが、最低限これくらいは満たしておかないと審査に通過できない一般的基準はネット等で調べれば色々出てきます。
というわけで、それらの全体的な審査通過基準をまとめてみましたので参考にしてください。
ポイント
- 年齢(20歳以上80歳未満であること)
- 自身の名義で申請していること
- 嘘を書かないこと
- 申請内容と本人確認書類を一致させること
- ある程度の金融資産を保有していること
- 安定した収入源があること
- 年収と投資可能額のバランスを整えること
- 日本に住んでいること
- 身内に証券会社等の関係者がいないこと
上記の基準を満たしていない場合は、FXの口座開設基準に落ちる可能性が高くなります。
それぞれのFX会社によって特徴的な審査基準がある場合もありますが、まずは上記の基準は最低限満たしておきたいところ。
虚偽記載をしてもFX会社にバレることはほぼ無いようなのですが、絶対にバレないという保証は無いので止めておきましょう。
ポジションの週末持ち越しの注意点まとめ
FX取引可能な曜日・時間帯については以下の通りです。
ポイント
- 為替市場が動く時間帯
- 土日はFX取引できない
- 元旦はFX取引できない
- 祝日はFX取引できる
土日にFXポジションを持ち越す場合の注意点については以下の通りです。
注意
- 金曜日のポジション調整
- 月曜日の窓開けリスク
- ポジションの保有期間
- スワップポイントの付与日数
FXは24時間取引ができるため、常に値動きやポジションが気になってしまいがちです。
土日の空いた時間に、月曜日から金曜日までのトレードを検証してみるのも良いかもしれません。