投資の教科書

【マージンコールとロスカットの違い】意味や対策方法をわかりやすく解説

お金を預けているFX口座からお知らせが届いたけど、マージンコールって何?

 

マージンコールとは、トレーダーがFXで損失を出してしまわないように事前に知らせてくれるシステムです。

 

ロスカットやマージンコールなどの仕組みはFX会社によって微妙に異なりますが、大枠のルールは大体同じです。

 

マージンコールを理解することによって、大きな損失を出してしまう前に対策することが可能になります。

 

管理人
マージンコールとロスカットの違いと、意味や対策方法を解説していくので参考にしてください!

 

FXのマージンコールとは

 

マージンコールとは、FX会社がトレーダーに対して証拠金の追加入金を求める警告のことです。

 

マージンコールが発動する基準は取引所やFX会社によって異なりますが、多くの国内FX会社は証拠金維持率100%以下に設定しています。

 

【国内業者マージンコール判定基準一覧表】

FX会社 マージコール判定基準
外為オンライン マージンコールなし
DMM FX 証拠金維持率100%を下回ったとき
外貨ex byGMO 証拠金維持率100%を下回ったとき
GMOクリック証券 証拠金維持率100%を下回ったとき
トレイダーズ証券 証拠金維持率110%を下回ったとき
インヴァスト証券 証拠金維持率75%を下回ったとき
外為どっとコム 証拠金維持率200%を下回ったとき
ヒロセ通商 証拠金維持率200%を下回ったとき
FXプライムbyGMO マージンコールなし
マネーパートナーズ 証拠金維持率100%を下回ったとき
SBI FXトレード マージンコールなし

 

FX会社によってマージンコールが出される基準が異なるので、取引前に必ず確認しておくことが大切です。

 

マージンコールとロスカットとの違い

マージンコールや強制ロスカットはFXトレーダーの資産を守るための保護機能です。

 

サッカーのルールで言うところの『強制ロスカットはレッドカード』で『マージンコールはイエローカード』的なものだと思っておきましょう。

 

ポイント

  • 強制ロスカット:含み損が一定以上になると未決済ポジションが強制決済される
  • マージンコール:含み損が一定以上になると追加資金を入金しないと強制決済される

 

マージンコールは口座の証拠金維持率の回復を要求するお知らせなので、強制的なロスカットによって口座残高がゼロ円以下になることはありません。

 

証拠金維持率とは

FX口座に表示されている証拠金維持率とは、現在の口座残高と保有ポジションの評価損益を合計した金額に対する必要証拠金の割合のことです。

 

証拠金維持率の計算方法は以下の通りです。

 

ポイント

  • 証拠金維持率=有効証拠金÷必要証拠金×100
  • 有効証拠金=資産合計額+評価損益額

 

証拠金維持率が一定の水準(国内FXは100%が目安)を下回ると、まずは追証(マージンコール)が発生して、そのまま維持率が低下し続けると強制的にロスカットが執行されてしまいます。

 

発生タイミングはいつ?

証拠金維持率が各FX会社が定める水準を下回っている場合はマージンコールが発生します。

 

マージンコールは含み損の大小ではなく、FX口座の証拠金維持率によって判断されます。

 

ポイント

マージンコールは基本的に1日1回午前7時ごろに判定される

 

FX会社によってはマージンコールが出ない場合もあり、証拠金維持率がFX会社が定める水準を下回ると強制的にロスカットされてしまいます。

 

計算方法

マージンコールが起こる原因には証拠金維持率が関わってきます。

 

証拠金維持率は、以下の計算式で算出されます。

 

ポイント

証拠金維持率(%)=有効証拠金(純資産)÷必要証拠金×100

 

含み損が増えていくと有効証拠金が減っていき、保有ポジションが増えると必要証拠金も増えていきます。

 

証拠金維持率は、必要証拠金が有効証拠金を上回ると100%を切ってしまいます。

 

マージンコールの対策方法

 

マージコールを出さないための対策方法は以下の4つが挙げられます。

 

ポイント

  • 軍資金を増やす
  • 低レバレッジで運用する
  • 損切りルールを決める
  • FXで稼ぐのを諦める

 

マージンコールの時点では未決済ポジションが全て決済されることはありませんが、このまま悪化してしまうと強制ロスカットまっしぐらなのは間違いありません。

 

軍資金を増やす

FXはレバレッジ25倍が効かせられる投資ゆえに、少額から取引できるという点に強みを持っています。

 

しかしながら、口座残高が少なければ少ないほどマージンコールリスクが高まってしまうため、FX投資の資金効率が悪くなっても軍資金は多めに用意しておかなくてはいけません。

 

ポイント

証拠金維持率が300~500%になるように軍資金をFX口座に入金する

 

証拠金(口座資金)が少ないと、多少の含み損でも証拠金維持率が低下してマージンコールが出てしまいます。

 

低レバレッジで運用する

FXにおけるレバレッジとは、担保として預けた保証金の最大25倍の金額を取引することができる仕組みです。

 

為替変動による強制的なロスカットを避けるために、実質的なレバレッジは3~5倍程度に留めておく必要があります。

 

低レバレッジで運用すれば、為替変動による損益の変動が小さくなるため証拠金維持率の低下を防げます。

 

損切りルールを決める

FX初心者が一番最初に行き詰まる場面が「損切り」です。

 

含み損のポジションを保有し続けると、証拠金維持率がさらに低下するリスクが高まります。

 

なかなか損切りが実行できなかったり感情的に損切りをして損失を拡大させてしまう場合は、新規注文前に損切りルールを決めておきましょう。

 

ポイント

  • 値幅で決める
  • 損失額で決める
  • 取引期間で決める
  • テクニカルで決める
  • ファンダメンタルズで決める
  • 等々

 

損切りについてのトレードルールを自分で決めて、マージンコールが発生しない水準を保つ必要があります。

 

FXで稼ぐのを諦める

FXはギャンブルではなく投資の一種なので、たとえ失っても生活に支障のでない資金で取引しなくてはいけません。

 

しかしながら、損失を出し続けている人はお金を取り返したいと感情的になって、最悪の場合は借金をしてまでFXトレードを続けるケースがあります。

 

注意

損失分を取り戻すためにエントリーしたポジションでさらに損失が膨らんでしまうという負のスパイラル

 

損失しか出ない状態になっているのであれば、一旦FXで稼ぐのを諦めてテクニカル分析やファンダメンタルズ分析などを勉強し直すのも良いかもしれません。

 

FX口座を開設するならどこがいい?

 

FX口座を開設する時は、以下の条件のように自身にとって最適なFX会社を選んで組み合わせることが大切になります。

 

 FX口座の開設目的  おすすめの会社の特徴
 短期取引  スプレッドの狭い会社、約定力の高い会社
 長期取引  スワップポイントが高い会社
 物色売買  通貨ペア数の多い会社
 情報収集  情報量が多い会社、チャートが見やすい会社
 自動売買  自動売買可能な会社
 少額取引  取引通貨単位が1,000通貨以下の会社

 

自身の目的を達成できそうな優位性の高い会社を選ぶようにするようにしましょう。

 

FX投資のやり方や元手いくらでどれくらい稼げるかは、別ページで解説・実践しているので参考にしてみてください。

 

FXやCFDは投資として有名になりつつありますが、値動きが大きい銘柄もあるため取引の際は注意が必要です。

 

投資は生活に支障がでない余剰資金の範囲内で行いましょう。

 

FXのマージンコールまとめ

基本的にマージンコールは警告であり、強制ロスカットのような拘束力を持たないものです。

 

決められた期限までに証拠金維持率を元の水準にまで戻せば、今後も継続してFXトレードをすることができます。

 

マージンコールが発生した時の対処法は、決められた期限までに追加の証拠金を預け入れる方法と、損切りを実行して保有ポジションを減らす方法です。

 

マージンコールというシステムは、全てのFX会社が搭載しているとは限らないので事前にチェックしておきましょう。

 

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