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1人暮らしの自炊と外食はどっちがお得?
いきなり結論ですが、自炊のほうが食費を安くすることができます。
自炊と外食で最も食費に違いがでるのは、一人暮らしをしている人達だと言われています。
一人で暮らしていると家で自炊するのが億劫になりがちで、ついつい外食に頼ってしまうもの。
頑張って働いて帰ってきた後に食事の用意をするのはかなり大変で、用意や片づけが不要な外食ばかりになり、いつの間にか食費がかさんでしまうのはよくあることです。
しかしながら、生活費を節約するためには食費を見直すことが必須条件。
具体的な外食の費用
外食のほうが食費がかかってしまうというのが結論ですが、具体的にいくらくらい必要なのかを確認しましょう。
平日
- 朝食:500円×5日間=2,500円
- 昼食:1,000円×5日間=5,000円
- 夕食:1,000円×5日間=5,000円
休日
- 朝食:なし
- 昼食:1,000円×2日間=2,000円
- 夕食:1,000円×2日間=2,000円
外食で統一する場合は、【平日は1日2,500円・休日は1日2,000円】くらいは必要になってくると思われます。
自炊の費用は自分次第
お酒などの嗜好品を注文すれば上記よりもさらに高くなってくるのは間違いありません。
少しでも食費を抑えたいと考えるのであれば、自炊を取り入れていく必要があります。
ポイント
どれだけお金を稼ぐ能力が高くても、稼いだお金を貯める能力が無ければお金は貯まっていかない
お金を貯める能力を極めて経済面でゆとりを持てるように、まずは食費を節約してみてはいかがでしょうか。
一人暮らしの月平均食費
男女区別なく単身世帯(一人暮らし)の食事平均を調べたところ、食費の約30%を外食費で占めていることが分かります。
分類 | 平均食費(円) | 外食費(円) | 外食の割合(%) |
---|---|---|---|
全体 | 44,067 | 12,313 | 28% |
男性 | 45,693 | 15,709 | 34% |
女性 | 35,021 | 6,191 | 17% |
参考元:「家計調査年報(家計収支編)2018年(平成30年) – 総務省」
私個人のイメージとしては、もっと外食の割合が高いと思っていたので、以外と低い結果に驚いています。
会社勤めの方は会社の食堂を利用する場合も多いと思いますし、仕事終わりに外食して帰る方も多いのではないでしょうか。
男性は、外食を控えめにしたり自炊の割合を増やす必要があることがデータで見て取れます。
女性は、男性ほどではありませんがまだまだ食費を節約できる余地はありそうですね。
自炊のデメリット
1人暮らしの場合だと、少ない人数分の食事を作る時には食材の買い方が難く、小分けになっているものは割高になっていることも多いです。
割安な大容量商品をたくさん買ったとしても、食べきれずに腐らせてしまう可能性もあり、そうなってくるとお金の無駄になってしまいます。
さらには、食材を家に保存しておく必要があるのでどうしても虫が発生してしまいがち。
料理にレパートリーが少かったり時間が無かったりすると、どうしてもメニューが偏ってしまいます。
サラリーマンは忙しい
明日以降も仕事に行かなければいけない状況で、1時間も2時間もかけて至高の一品を創作している余裕はない
自炊=節約のイメージがあるので、一人暮らしを始めて間もない頃は意気揚々と自炊に取り組むのですが、仕事が多忙だったり面倒になったりして外食中心の生活になってしまいます。
出費を減らしたい人のための自炊ポイント
積極的に自炊に取り組むことで食費を最小限に抑えることができるのは事実です。
自分で食材を買って作れるようになれば【1食100円~300円程度で作ることも可能】です。
さらに自炊を極めていくことができれば、工夫次第で1食100円以下に抑えることもできるかもしれません。
自炊ポイント
- 食材は使い切る
- 作り置き&冷凍保存
- お腹を満たしてから食材調達
- 断食日を設ける
スーパーなどで大容量パック商品は値引きされることも多く、そのような商品を上手に活用すれば1食あたりにかかるお金もずいぶん節約できるかもしれません。
頑張って働いて帰ってきた後に食事の用意をするのはかなり大変ですが、働けど働けどわが暮らし楽にならざる状態の方は、まずは自炊を極めてみるのもアリだと思います。
本気で食費を節約したいのであれば、特別なイベント時は除いて自炊でしか食べてはいけない的なルールを設定して継続しましょう。
優雅に食事を楽しむのはある程度お金が貯まってからでも遅くはありません。
料理に慣れるまでは、スーパーの惣菜や弁当も買ったり外食を取り入れたりして、無理なく食費を節約しよう!
みたいな悠長なことを言っていては、結局は仕事が多忙だったり面倒になったりして外食中心の生活になってしまいます。
ふるさと納税を有効活用
米さえ確保できれば後はどうとでもなります。モヤシ炒めと納豆と味噌汁で1食完成ですよね。
米さえあればカレーライスでもチャーハンでも作ることができるので、炭水化物に頼りがちになってしまうとはいえ節約に米は必須と言えます。
ふるさと納税
主食の米は【ふるさと納税】を活用すれば手に入る
地域にもよりますが、米15kgあたり大体1万5千円~2万円程寄付すれば返礼品として手に入れることができます。
楽天ふるさと納税ページに、自身の年収や家族構成での寄付上限額(目安)を調べるツールがあるので、試しにチェックしてみてはいかがでしょうか。(楽天会員登録必須)
かなりザックリ言うと、一人暮らしで年収300万円であれば3万円程寄付できる感じです。
つまり、1年間で30kgの米を手に入れられる計算になり、月あたり2.5kg分食べられることになるので大分食費を節約できるのではないでしょうか。
お金持ちは外食しない
アメリカの最高額納税者のほとんどは、所得がそこまで高くない人たちと一見何ら変わらないつましい生活をしているという話もあり、お金持ちは無駄にお金を使わない傾向があります。
100円ちょっとの飲み物をコンビニで買うのに躊躇するくらい、無駄な支出を避けようとする人が多いようです。
100円のおにぎりを毎日1個ずつ1週間買い続けたら700円使うことになります。もし30日間続けたら3,000円も使っているのです。
お金持ちといっても、普段の生活で豪華にお金を使いまくっている人だらけではないということです。
自炊はコスパが悪いは嘘
外食で統一する場合は、【平日は1日2,500円・休日は1日2,000円】くらいは必要になってくると思われます。
ネットで調べてみると…
- 自炊はコスパが悪い
- 自炊は節約にならない
- 自炊の方がお金がかかる
- 外食の方が安い
等のキーワードが出てきますが、自炊と外食では【自炊】のほうが確実に食費を安くすることができます。
明日以降も仕事に行かなければいけない状況で、1時間も2時間もかけて至高の一品を創作しようとするから余計なお金がかかってしまうのです。
モヤシ炒めと納豆と味噌汁でなんとかなりますよ。