今を生きる現代人は長寿の時代を生きることになり、100歳まで生きるとすると90歳くらいまで働くことになるという発言をしている政治家がいます。
一つの会社で働き続けられるとは限らないので、どこかのタイミングで転職をすることになるかもしれません。
90歳まで働け発言には、労働者側からの視点から見るとどうしても引っかかってしまう部分が多いのではないでしょうか。
Contents
90歳まで働くことになる理由
90歳まで働くことになるかもしれない理由は以下の3つです。
注意
- 竹中氏の発言から
- 日本人の平均寿命から
- もらえる年金額が減るから
会社が今までのように100%面倒見てくれない苦しい時代や、専門性が身に付いていない人は生き残れない時代が到来しつつあります。
竹中氏の発言から
竹中氏の発言をまとめると以下の通りです。
ポイント
- 100歳まで生きるなら90歳くらいまでは働くことになる
- 誰もがどこかで転職をすることになる
- 専門性を身につけていない人は生き残れない
- 何をしたいかを明確にして自身をプロデュースすることが重要
変化の激しいこれからの時代は、何でもできて専門性がある技術を持っている人が生き残ることができるとおっしゃっています。
竹中氏の発言を受けて、90歳くらいまで働くというその年齢の実現性に対するの批判が多かった模様。
日本人の平均寿命から
平成30年時点での日本人の平均寿命は女性87歳・男性81歳だそうです。
引用元:シニアガイド
厚生労働省の「簡易生命表(令和2年)」によると、2020年の日本人の平均寿命は女性が87.74歳で男性が81.64歳である模様。
日本は女性が世界1位で男性は2位なので、超高齢化社会はすでに到来していると言えます。
もらえる年金額が減る
日本における公的年金は、自分自身が支払った保険料を老後に受け取れる制度ではなく、保険料を支払う現役世代が高齢者の生活を支える制度です。
つまり、自分自身が老後にもらえる年金はその時代の現役世代が支払っているお金です。
公的年金制度は破綻しないと言われていますが、今後さらに少子高齢化が進むと受け取る年金は減ってしまいます。
現在の30代から50代の方達は、毎月強制的に徴収される罰金のようなものだと思うしかないのかもしれません。
90歳まで働ける人は少ない
なんでもかんでも政治家が悪いとは言えませんが、さすがに90歳まで働くのは勘弁願いたいところです。
90歳で心身ともに元気なご老人はほんの一握りだと思いますし、外を自力で歩けるだけでも大したものなのではないでしょうか。
注意
40歳を過ぎたあたりから老化を感じる人も少なくない
雇う側である会社も、超高齢の方に仕事を任せるのはデンジャーでしかないですし、70歳以上の方を簡単には雇わないと思います。
働きたくないと思うのは甘えではない
働きたくないと思うのは甘えではありません。
働く理由は「お金を稼ぐこと」であるため、お金を稼ぐ方法が労働以外にあるのであれば働かなくても問題ありません。
ポイント
会社で働かなくては生きていけない時代はすでに終了している
会社で働く以外にもお金の稼ぎ方はいくらでもあり、たとえばブログやツイッターに投稿して毎月の生活費を稼ぐ人も多くいます。
どこかの会社に勤めなくてはいけないという常識を捨てて、会社の給料に依存するのではなく利用できるように、様々なお金を稼ぐ仕組みを把握していきましょう。
原因自分論で生きる
90歳まで働け発言を完全否定できない部分もあります。
奴隷かのような重労働かつ低賃金労働を強いられる仕事しかないわけではなく、日本に住んでいる住民が全員貧乏かといえばそうでもありません。
毎年億単位のお金を稼いでいる人がゴロゴロいるのも事実で、できる人はどこまでも上に登っていくことができます。
なんでもかんでも政治のせいにする前に、自分自身で貧乏からの脱出法を模索することのほうが大事なのではないでしょうか。
収入>支出を徹底するべき
『水をいれても、穴がたくさん開いていれば水が貯まらない』という格言の通りで、どれだけ収入が多くてもその分支出も多ければお金は貯まっていきません。
もちろん収入を増やすことも重要ですが、支出を減らすことのほうが手っ取り早く余剰資金を生み出せます。
90歳まで働くのが嫌であれば、今のうちに危機感を持って水が(お金)が流れ出ている穴を塞いでしまいましょう。
ポイント
支出が収入以下になるようにお金を使えば必然的にお金は貯まっていく
まずは生活費の見直しから始めて、90歳まで働かずに済むようにお金を貯めましょう。
早期リタイアのメリット・デメリット
早期リタイアのメリットとデメリットは以下の通りです。
早期リタイアのメリット
- 自由な時間が増える
- 仕事をするストレスがなくなる
- 社会との距離感を自分で調節できる
早期リタイアのデメリット
- 保障や福利厚生がなくなる
- 社会的な信用が低下する
- 年金受給額が少なくなる
早期リタイアのメリットは、会社での労働がから解放されることで自由な時間が増えます。
早期リタイアのデメリットは、社会的な信用が低下することでマイホームの購入などによるローンを組むことが難しくなります。
早期リタイアはいくら必要?
早期リタイア後に必要な資金はリタイアする年齢によって異なります。
65歳から年金を受け取ることを想定して、それまでの生活資金を確保しなくてはいけません。
ポイント
- 35歳で早期リタイア:1億8,300万円必要
- 45歳で早期リタイア:1億4,700万円必要
- 55歳で早期リタイア:1億1,100万円必要
フルリタイアをするとなると、1億円近くの資金がなければ安心とは言えません。
しかしながら、アルバイトや資産運用などである程度の収入があるセミリタイアであれば、3,000~4,000万円ほどの資金があれば生活していけると思います。
生活費の見直しから始める
家計の金融行動に関する世論調査の対象になったのは2,500世帯。
その2,500世帯中約1,000世帯は保有資産が0円という調査結果が出ています。
注意
90歳まで働かせる気が満々な政治家がいる中、資産を保有せずにギリギリで生きている人の割合が結構多い
資産を全く保有していない世帯が約4割もいるということで、毎日その日暮らしのギリギリの生活をしている人は結構いるというとこですね。
お金に働いてもらう
会社労働から抜け出すには、とにかく資産を増やして運用して複利で回していく必要があります。
投資の世界は非常に複雑ですが、勉強すればするほど様々な投資方法があることが分かってきます。
FXはハイリスクハイリターンで投資ではなく投機とも言われていますが、やり方次第では収入源の一つになり得ます。
注意
投資はリスクだが会社に命を握られ続けるのはデンジャー
FX投資のやり方やいくらでどれくらい稼げるかは、別ページで解説・実践しているので参考にしてみてください。
人生ハードモードにならないために
なんでもかんでも政治が悪いとは言えませんが、さすがに90歳まで働くのは勘弁願いたいと考える人は多いのではないでしょうか。
超高齢の方に仕事を任せるのはリスクでしかなく、70歳以上の方を簡単には雇わないと思います。
90歳まで働かせる気満々な政治家がいる中、資産を保有せずにギリギリで生きている人の割合が結構多いのも事実。
高齢まで働かずに済むように、人生イージーモードで過ごせるように、早めに危機感を持って水が(お金)が流れ出ている穴を塞ぐことに注力しましょう。