【FXの順張り手法とは？】順張りのみで勝てない理由と勝率を上げるコツを解説

 

FXの順張りとは、相場のトレンドに従ってエントリーをする手法です。

 

上昇トレンドであれば買いポジションを取り、下降トレンドであれば売りポジションを取り、トレンドに逆らわずに利益を狙っていくことができます。

 

しかしながら、大きなトレンドが発生する場面はあまりないため、勝率が低くなるというデメリットもあると言われています。

 

 

FXの順張り手法とは

 

FXの順張りとは、相場の動く方向（トレンド）に乗る形でポジションを取る手法です。

 

価格が上昇基調のときは買い（ロング）注文を出して、下落基調のときは売り（ショート）注文を出して利益を狙います。

 

 

基本的には、トレンドは一度発生するとしばらく続く傾向があるため、大きなトレンドが発生している時は利益を伸ばしやすい可能性があります。

 

トレンドが切り替わるタイミングでエントリーしてしまうと、すぐ反転して逆方向に向かうため損失を出してしまう危険性もあります。

 

順張りと逆張りの違い

FXの逆張りとは、相場のトレンドと逆方向に振れることを期待してポジションを持つ取引手法です。

 

上昇トレンドであれば売りポジションを取り、下降トレンドであれば買いポジションを取り、含み損に耐えながら相場の反転を待ちます。

 

トレンドが終わるタイミングを見極めてポジションを保有できれば、短期間で大きな利益を狙うことも可能です。

 

しかしながら、ポジション保有後にトレンドが反転しなければ、含み損が増え続けて強制ロスカットの危険性が増します。

 

FXの順張りで勝てない理由4つ

 

FXの順張りで勝てない理由は以下の4つが代表的です。

 

 

順張り手法は、トレンドが続かないと効果的に使えないので、狙っている相場がトレンドかどうかの確認を怠らないようにしなくてはいけません。

 

FX初心者でもマスターすれば利益を上げやすい手法なので、勝てない理由に気をつけながらトレードで活用しましょう。

 

トレンド相場は3割しかないから

FXのトレンド相場は全体の3割程度しかなく、残りの7割はレンジ相場だと言われています。

 

FXの順張りは相場の動く方向（トレンド）に乗る形でポジションを取る手法であるため、7割のレンジ相場は損切りトレードになってしまいます。

 

 

10回トレードして7回が損切りトレードになってしまう状態で稼ぎ続けるのは難易度が高いです。

 

利確ポイントが難しいから

相場の動く方向（トレンド）に乗る形で保有したポジションは、適切なポイントで利確をする必要があります。

 

しかしながら、順張りで保有したポジションをどこまで利確を伸ばしていいのかの判断が難しいです。

 

 

大きな利益を狙いすぎて利確タイミングを逃してしまったり、トレンド反転を恐れて小さな利益しか出せなかったりします。

 

損切りができないから

含み損ポジションを損切りをしないままにしておくと、損失だけがどんどん広がっていき取り返しのつかない状態になってしまう可能性があります。

 

FXトレードは損切りが大切であることは理解しているものの、適切なやり方が分からず感覚で損切りをしている人も多いです。

 

 

事前に損切りラインさえ決めておけば、大きな損失を出すことなく最小限に抑えられる可能性が高まります。

 

資金管理とメンタルの問題

最適なタイミングで順張りエントリーをしても利益が残らない場合は、資金管理やメンタルに原因があるかもしれません。

 

 

順張り手法を繰り返したとしてもFXトレードで稼ぎ続けるのは非常に難しく、そう簡単には勝てないようになっています。

 

勝率は良いのにもかかわらず利益が残らないのであれば、資金管理とメンタル面を見直してみましょう。

 

順張りの勝率を上げるコツ

 

順張りの勝率を3割以上にするエントリータイミングとコツは以下の3つが挙げられます。

 

 

順張りはトレンドに逆らわない手法ですが、エントリータイミングを間違えると逆張り手法になってしまいます。

 

高値買いや安値売りの不利な状況でポジションを持ってしまわないようにすることが順張りのコツです。

 

押し目買いと戻り売りを狙う

FXのおける『押し目買い・戻り売り』とは、チャートの流れに逆らわずに新規注文を入れる手法です。

 

トレンドを形成している相場時に、一時的にチャートが反転したタイミングで新規注文を出してポジションを保有します。

 

 

押し目買いと戻り売りは、トレンドの最中でも有利な価格で取引できるエントリー手法です。

 

ブレイクアウトを狙う

FXにおける『ブレイクアウト』とは、レンジ相場のサポートラインもしくはレジスタンスラインを突破して相場が走り出した時に使う手法です。

 

ブレイクアウトのタイミングを意識して抵抗線の前後でエントリーをすることがポイントになります。

 

 

うまい具合にレンジ相場からトレンド相場に切り替わっていれば、その後に大幅な利益が見込めます。

 

トレンド転換の直後を狙う

トレンド転換の直後に新たなトレンドが発生したと判断できれば、順張りでの最適なエントリータイミングです。

 

ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析を駆使して、トレンドが転換したのかどうかを判断する必要があります。

 

 

短期足ではトレンド転換のシグナルが出ていても長期足では転換していない場合もあるので、小さい時間足だけではなく大きい時間足でも確認するようにしましょう。

 

実戦経験を積んで記録を残す

FXの相場は参考書通りに動くとは限らないため、通貨の値動きを体感しながら実践経験を積んでいく必要があります。

 

以前までは大きな利益を狙える手法でも、現在の相場環境では大きな損失しか出ない手法に変わってしまっていることもありがちです。

 

 

自分で決めたルールを守れているのかを客観的にみるためにも、自身のFXトレード記録をつけるようにするべきです。

 

FX口座を開設するならどこがいい？

 

FX口座を開設する時は、以下の条件のように自身にとって最適なFX会社を選んで組み合わせることが大切になります。

 

FX口座の開設目的	おすすめの会社の特徴
短期取引	スプレッドの狭い会社、約定力の高い会社
長期取引	スワップポイントが高い会社
物色売買	通貨ペア数の多い会社
情報収集	情報量が多い会社、チャートが見やすい会社
自動売買	自動売買可能な会社
少額取引	取引通貨単位が1,000通貨以下の会社

 

自身の目的を達成できそうな優位性の高い会社を選ぶようにするようにしましょう。

 

FX投資のやり方や、元手いくらでどれくらい稼げるかは別ページで解説・実践しているので参考にしてみてください。

 

FXは生活に支障が出ないお金や最悪無くなってもよいと思えるお金で行いましょう。

 

FX口座開設の審査基準とは

FX口座開設の審査基準は基本的に非公開になっています。

 

しかしながら、最低限満たしておかないと審査に通過できない一般的な基準はネット等で調べれば色々出てきます。

 

それらの全体的な審査通過基準をまとめてみましたので参考にしてください。

 

 

上記の基準を満たしていない場合は、FXの口座開設基準に落ちる可能性が高くなります。

 

それぞれのFX会社によって特徴的な審査基準がある場合もありますが、まずは上記の基準は最低限満たしておきたいところです。

 

FXの順張りまとめ

FXの順張りで勝てない理由は以下の4つが代表的です。

 

 

順張りの勝率を上げるエントリータイミングとコツは以下の3つが挙げられます。

 

 

順張りをマスターすれば誰でも簡単にFXで稼げるようになるとは限りません。

 

順張りでやるのか、それとも逆張りでやるのかをはっきりと決めて、一度決めたらしばらくの間は同じやり方を貫いていくことをオススメします。