投資の教科書

【FXスワップポイント生活は無理?】スワップを稼ぐ方法とリスクを解説

※本ページはプロモーションが含まれています

 

スワップポイントとは、低金利の通貨を売って高金利の通貨を買うことで得られる2カ国間の金利差による利益です。

 

これからFXを始めようとしている人は、スワップポイントだけで生活したいという期待を持っているかもしれません。

 

しかしながら、スワップポイントだけで生活するのは多額の元手資金が必要なため簡単ではいというのが事実です。

 

管理人
FXのスワップポイントを稼ぐ方法とリスクを解説するので、スワップポイントでの生活は無理かどうか参考にしてみてください

 

FX口座開設はポイントサイト経由で申し込むことで高額ポイントをゲットできます。

 

▼ハピタス会員登録はこちらからどうぞ▼

その買うを、もっとハッピーに。|ハピタス

 

FXスワップポイント生活はできる?

 

投資で不労所得を獲得する手段としてFXのスワップポイントで稼ぐ方法が存在します。

 

結論としては『リスクは超高いがスワップポイントで不労所得を得ることは可能』です。

 

通貨の価格変動による価格差を利用して売買利益を得るというのがFX取引の基本ですが、ポジションを保有しておけば後はほったらかしという不労所得的な方法で利益を出すことが可能。

 

この収入を継続的に得ることができれば、不労所得として安定収入を確立できる可能性を秘めています。

 

FXスワップポイントとは

スワップポイントをWikipediaで調べると以下のように説明されています。

 

スワップポイントは2つの機関間における外国為替デリバティブであり、ある通貨の元本または利払いを割引現在価値で別通貨に換算する。

比較優位によって動機付けられ金利スワップと異なり、元金と利息の両方が相互の利益のために交換される店頭取引デリバティブである。

 

『金利の高い国/金利の低い国』という通貨ペアを買ポジションで保有することによってプラススワップ(お金)が発生します。

 

2国間の通貨を売買するFX取引において金利の高い通貨と金利の低い通貨の間で生じる金利差によって、スワップポイントという名の不労所得をゲットすることができます。

 

スワップポイントは毎日もらえる

日本の通貨である円はゼロ%に近い超低金利ですが、海外では金利が数%以上という高金利に設定されている国もあります。

 

日本円で高金利の国の通貨を買った場合、それぞれの通貨間で数%以上の金利差が付くことになります。

 

この状態で通貨を保有したままにしておくと、ほぼ毎日金利差分のお金がFX口座に振り込まれて、自動的にお金が増えていきます。

 

逆に『金利の高い国/金利の低い国』という通貨ペアを売りポジションで保有するとマイナススワップが発生します。

 

不労所得目当てでスワップポイントを得る場合は、どの通貨の組み合わせを選ぶかが重要です。

 

スワップポイントの付与タイミング

 

スワップポイントが付与されるタイミングは原則的にポジション保有日の翌日早朝になっています。

 

夏時間では日本時間の朝6時・冬時間なら日本時間の朝7時にFX会社のシステム上で処理が行われているようです。

 

どれくらいお金がもらえるのか・月1万円をクリアするための保有数量は、保有する通貨ペアによります。

 

それぞれの証券会社によってもスワップポイント値が違うので、証券会社選びも非常に重要と言えます。

 

スワップポイントで月1万円獲得シミュレーション

 

スワップだけで月1万円獲得するためのシミュレーションをしてみましょう。

 

取引する通貨ペアは高金利通貨ペアの【トルコリラ/円】を選択したとします。

 

トルコリラ/円を1万通貨保有することで30円程のスワップを毎日ゲットできます。(2024年4月調べ)

 

計算方法

  • トルコリラ/円:1万通貨あたり1日30円
  • 12万通貨×30円=1日360円のスワップポイント
  • 360円×30日=月10,800円の不労所得

 

トルコリラ/円を12万通貨保有すれば、月10,000円分以上のスワップポイントを獲得することができる計算になります。

 

トルコは金利の高い国なので、金利の低い日本の円と組み合わせると高めのスワップが発生します。

 

トルコリラ/円の保有コストを計算

トルコリラ/円を保有するためにはいくら必要なのかを計算しましょう。

 

計算方法

  • 1リラ=約5円(2024年4月時点)
  • 5円×12万通貨=60万円
  • 12万リラ=60万円

 

レバレッジををかけずにトルコリラ/円を12万通貨保有するには、日本円で約60万円必要になる計算です。

 

FXのレバレッジについては以下のページで解説しています。

 

実効レバレッジ3倍で計算

国内FXは名目上25倍のレバレッジをかけることができますが、実質的には3倍までのレバレッジに調整しながら取引するのが望ましいとされています。

 

計算方法

  • 12万リラ=60万円
  • 60万円÷3倍=20万円

 

20万円用意してFX会社に預けてトルコリラ/円を必要数量買っておけば、月1万円の不労所得を継続的に得ることができます。(下落リスクあり)

 

つまり、200万円用意してトルコリラ/円を買っておけば月10万円のスワップポイントを獲得できるので、なんとか切り詰めれば生活できるくらいの不労所得を得ることができます。

 

スワップポイントの課税タイミング

原則として、FX取引で稼いだ利益には申告分離課税がかかります。

 

スワップポイントでの利益も例外ではなく、税率は20.315%(所得税15%+住民税5%+復興特別所得税0.315%)かかり、課税されるタイミングはポジションを決済したときになります。

 

注意

スワップポイントは確定利益として口座に反映された時点で課税対象になる

 

スワップポイントがポジション決済の際にまとめて口座残高に反映される場合は、ポジションを手放した時点で納税対象になります。

 

スワップポイント生活の危険リスク

 

ここまではスワップ不労所得のメリット的な部分を解説してきました。

 

ちなみに私も、このようなブログ記事に心躍ってFXの口座を開設し、スワップ不労所得をもらうべく取引を開始した過去があります。

 

スワップポイントでの不労所得生活を夢見て、高金利通貨である南アフリカランド円に投資していたのですが、約100万円の損切りロスカットを実行して運用を中止しました…

 

 

高金利に設定されている通貨は価値が下がり続けている傾向にあります。

 

新興国通貨は長期的右肩下がり

新興国通貨は長期的に右肩下がりの傾向があります。

 

【南アフリカランド/円の月足チャート】

 

【トルコリラ/円の月足チャート】

 

南アフリカランド/円もトルコリラ/円も2008年以前の値段に戻っていません。今後も下がり続ける可能性のほうが高いと言えそうです。

 

新興国通貨の取引は危険

通貨の価値が下がり続けていくと、証券会社に預けて取引に利用した自分のお金の価値も下がってしまうのでよろしくありません。

 

損失を確定させない限り含み損の状態ですが価値は下がっています。

 

スワップ不労所得につられて新興国通貨を買うと、それこそ永遠に価値が下がっていく可能性もなきにしもあらず。

 

長期保有によるスワップポイントを目当てとして高金利通貨を購入した結果、大損をしてしまうこともあります。

 

やり方次第では上手く稼ぎ続けることができるかもしれませんが、かなりハードルが高いと言わざるをえません。

 

下落相場時の変動が激しい

新興国通貨は日本円や米ドルような主要通貨とは比べ物にならないほど、下落時は奈落の底まで落ちていきそうな勢いで下がっていきます。

 

新興国は政治的にも安定していない場合が多く、経済的にも資源に頼った国が多いため、資源価格や輸出先の国の経済の影響も受けやすいと言われています。

 

注意

スワップポイントがもらえても通貨の価値自体が下がり続けていては元も子もない

 

その新興国自体には問題が無かったとしても、市場全体・世界全体が何か問題にさらされている時でも連動して値を下げる場合があります。

 

スワップポイントは増減する

何かしらの要因で経済が悪化すると、国は対策としてまず金利を下げる措置を取ります。

 

スワップ狙いで買ったのにも関わらずスワップがもらえなくなってしまい、価格下落による含み損とスワップポイントマイナスのダブルパンチを喰らってしまいかねません。

 

注意

各国の通貨間の金利差が縮まるとスワップポイントが減る

 

FX口座の証拠金維持率をキープできなくなってしまった時点で強制ロスカットされ、口座に入金していた以上の確定損失が発生してしまうという最悪のケースもあります。

 

FX口座が閉鎖(サービス終了)される

FXトレーダー自身に問題がなかったとしても、FX会社の都合でFX口座が閉鎖される場合があります。

 

サービス終了という形でFX口座が閉鎖されてしまうと、保有しているポジションが自動的に決済されてしまいます。

 

注意

FX会社の都合でFXのサービスが終了すると保有ポジションが全決済される

 

スワップポイント生活を実現するためにポジションを保有していた場合でも、期限までに全て決済してしまわなくてはいけません。

 

FX口座を開設するならどこが良い?

 

FX口座を開設する場合は、以下の条件のように最適なFX会社を選んで組み合わせることが大切になります。

 

 FX口座の開設目的  おすすめの会社の特徴
 短期取引  スプレッドの狭い会社、約定力の高い会社
 長期取引  スワップポイントが高い会社
 物色売買  通貨ペア数の多い会社
 情報収集  情報量が多い会社、チャートが見やすい会社
 自動売買  自動売買可能な会社
 少額取引  取引通貨単位が1,000通貨以下の会社

 

自身の目的を達成できそうな優位な会社を選ぶようにするようにしましょう。

 

FX投資のやり方やいくらでどれくらい稼げるかは、別ページで解説・実践しているので参考にしてみてください。

 

正しい基礎知識を学ぶ

FXは勉強をしても自分が想定していた通りの結果を得ることは難しいですが、正しい基礎知識を学ぶための勉強は必須です。

 

ポイント

専門用語・注文方法・分析手法・チャートの見方などの基礎知識は必須

 

基礎知識を身につけずにトレードを始めてしまうと、誤操作によるミスで想定外の大損失を出してしまうこともありえます。

 

FXに聖杯は無いかもしれませんが、FXに関する知識だけはしっかりと身につけましょう。

 

FXスワップ不労所得まとめ

FXで月10万円のスワップ不労所得を獲得するのはハードルが高いですが、月1万円くらいであれば実現そうな気がしたのではないでしょうか。

 

しかしながら、FXのスワップポイントを利用して毎日利益を出そうとした場合、それ相応のリスクを追うことになることを把握しておかなくはいけません。

 

FXは生活に支障が出ない余裕資金でのみ取引をするようにしましょう。

 

FX口座開設はポイントサイト経由で申し込むことで高額ポイントをゲットできます。

 

▼ハピタス会員登録はこちらからどうぞ▼

その買うを、もっとハッピーに。|ハピタス

-投資の教科書